ここ数日、タイの空港ロビーで日本人の学生50人あまりが待ち時間を利用して読書にいそしむ様子を撮影した画像が中国のネット上で急速に拡散し、話題を集めた。中国メディア・武漢晩報は6月30日、湖北省武漢市の中学校長が「われわれも負けてはいない」として、同じように空港で本を読む中国人生徒の画像を公開したことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 ここ数日、タイの空港ロビーで日本人の学生50人あまりが待ち時間を利用して読書にいそしむ様子を撮影した画像が中国のネット上で急速に拡散し、話題を集めた。中国メディア・武漢晩報は6月30日、湖北省武漢市の中学校長が「われわれも負けてはいない」として、同じように空港で本を読む中国人生徒の画像を公開したことを報じた。

 記事は、日本人の学生が空港で読書に励む画像が中国のネット上で拡散した際、中国人学生が様々な場所で携帯電話をいじっている画像が比較対象として追加されていたと紹介。一方で、同市内にある翠微中学校の校長が、5月23日に上海浦東空港で撮影したという2枚の画像をネット上で公開したと伝えた。

 校長が公開した画像には、米国で開催される頭脳五輪(オデッセイ・オブ・ザ・マインド)に参加するために空港のロビーでフライトを待っていた中国人学生7人が、イスに空きがない中で静かに地面に座り、鞄から取り出した本を見ている姿が映っている。記事は、校長が「読書する日本の学生の画像をネットユーザーが続々と賞賛しているのを見て、我慢できなくなり画像を掲載した。われわれの子どもたちも一緒だ」とコメントしていることを紹介した。

 日本の学生が読書をする画像、そして画像に対する中国ネット世論の反応は、大なり小なり中国の教育界に影響やプレッシャーを与えたことが伺える。この校長の行動は「中国の学生だってちゃんとやっている」ということを訴えたい一心によるものであったと理解できる。ただ、今後似たようなシーンの画像が続々と出てくるようであれば、「点数稼ぎではないのか」、「わざとやらせているのではないか」と逆に胡散臭くなるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)