テクノロジーと新しいスリル──米国「恐ろしき展望台」ギャラリー

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建築とエンジニアリングの進化が、新しい体験を生み出している。シカゴの街を見下ろす「傾くガラス窓」から高さ300mにつくられた「透明な滑り台」まで。米国の、スリル満点なアトラクションを5つ紹介。

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2/5「TILT!」をチェックし終わったら、同じシカゴにあるウィリス・タワーの展望台「Skydeck」に向かおう。ロンドンのHalcrow Group社が設計したこの全面ガラス張りのデッキ「Ledge」では、103階のフロアからの眺めを楽しめる。ガラスパネルは建物から約1.3m突き出ていて、立ったり、膝をついたり、あるいは横になったりするだけの広さがある。ガラスパネルは厚さ約8.9cmで、1枚の重量が約680kg。脳が悲鳴を上げていようと、どんな重さに十分耐えられるくらい丈夫なので安心だ。
PHOTOGRAPH COURTESY OF SKYDECK CHICAGO

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3/5街を見下ろすことができるガラスの床を体験したあとはどうするって? 壁ごと取り払ってしまおう。それがトロントのCN タワーの「Edge Walk」で体験できることだ。高さ116階の位置にある、建物の外に取り付けられた約1.5m幅の出っ張り部分を30分かけて歩く。一度に参加できるのは6人で、彼らは頭上の手すりに安全ベルトを取り付ける。まるでバンジージャンプができそうな格好に見えるが、ここではダイヴはできない。
PHOTO: PANCHENKS (CC BY-NC-ND 2.0)

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4/5グランドキャニオン・ウエストには、ガラスと鋼鉄でつくられた展望台「Skywalk」があり、1,219m真下を見下ろせる。2つの大きな梁は21の素材を溶接してつくられており、展望スポット「Eagle Point」から突き出たU字型の通路をつくっている。その上に設置されたガラスパネルは厚さ約7.6cm。構造物全体の重量は450トンを超える。
PHOTOGRAPH COURTESY OF 5 STAR GRAND CANYON HELICOPTER TOURS

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5/5ロサンゼルスの超高層ビル「OUE Skyspace」の70階にある滑り台「Skyslide」の最もクールな点は、このためにつくられたガラスを使っていることだ。厚さ約3.2cmのパネルは曲げ加工されたイタリア製のガラスと中国製の強化ガラスを合成したもので、合金鋼並みの強度となっている。「こうしたテクノロジーは10年前は存在しませんでした」とSkyslideのエンジニアチームを率いたマイケル・ラドヴィクは言う。「それが、勇気あるデヴェロッパーが新しいことを試すことを可能にするのです」。そしてまた、人々が新しい恐怖を体験することを可能にするのだ。
PHOTOGRAPH COURTESY OF OUE SKYSPACE LA

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米国で、ミシシッピ川より西にある最も高い超高層ビルは、ロサンゼルス中心街にそびえ立つ73階建ての「OUE Skyspace」だ。最上階からの眺めももちろん素晴らしいが、それよりも素晴らしいものがある。建物の側面に取り付けられた、全面ガラス張りの滑り台だ。

スリルを求めたい人は、この「Skyslide」(ギャラリー#5)が設置された70階で降りよう。上空約304mにある透明な滑り台を楽しめる。Skyslideの長さは70階から69階までの全長約14mだが、高さが高さだけに、きっとそれよりももっと長く感じるだろう。滑り終わると、カリフォルニアで最も高い場所にある開放型展望台に着く。

最近では、ただの展望台では人は満足しない。そこ自体を「目的地」にするために、建築家とエンジニアはますますエキサイティングな場所をつくり上げている。

上のギャラリーで紹介するのは、エンジニアリングの限界(と人々の恐怖に耐えられる限界)を押し広げる、胃が痛くなるようないくつかのアトラクションである。

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