中国メディア・環球時報は6月28日、先日中国人と思われる観光客が京都・清水寺内にある音羽の滝で行列を無視したうえ、水中に入って湧水を汲んでいたことが問題となったことについて、京都市の観光当局関係者が「中国人だけがマナーに反する行為をする訳ではない」とコメントしたことを報じた。(イメージ写真提供:(C)Kittisak Wutthikraichamrat/123RF)

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 中国メディア・環球時報は6月28日、先日中国人と思われる観光客が京都・清水寺内にある音羽の滝で行列を無視したうえ、水中に入って湧水を汲んでいたことが問題となったことについて、京都市の観光当局関係者が「中国人だけがマナーに反する行為をする訳ではない」とコメントしたことを報じた。

 記事は、京都市産業観光局の関係者が環球時報の取材に対し、「さまざまな報道はあるが、中国人観光客は母数が多いということ。中国だけでなく、モラルが低い観光客はどこの国にもいる」とし、「中国人観光客によるモラルに反する現象が非常に際立っているとは思わない」との見解を示したことを伝えた。

 記事は、ビザ要件の緩和や円安によって、近年日本を訪れる中国人観光客が大幅に増加していること、京都が東京・大阪に次いで中国人観光客の日本旅行訪問都市ランキングで3番に入っていることを紹介。同市によると、2013年より京都を訪れる中国人観光客が増加し続ける傾向にあるとしている。

 マナーに問題のある観光客は、日本人の中にだって存在する。中国人観光客の問題がしばしばクローズアップされてきたのは、観光客の絶対的な数が多いことで、どうしてもマナーに反する行動を働く観光客の絶対数も多くなってしまい、目立ってしまうという要素がある。また、大勢の観光客が一気に押し寄せることに対する、防衛的な心理や適応の不十分さといった点も影響しているのだ。中国人観光客側も、受け入れる日本の観光地側も、互いに慣れることによってトラブルや問題が必要以上にクローズアップされる機会は少なくなっていくはずである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Kittisak Wutthikraichamrat/123RF)