30日、韓国の著名な画家、李禹煥氏はソウル市内で贋作騒動をめぐる警察の捜査に対する立場を明らかにする会見を開き、「警察が押収した絵は私の作品だ。作家を信じてほしい」と主張した。資料写真。

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2016年6月30日、韓国・ニューシスによると、韓国の著名な画家、李禹煥(イ・ウファン)多摩美術大学名誉教授は同日、ソウル市内で贋作(がんさく)騒動をめぐる警察の捜査に対する立場を明らかにする会見を開き、「警察が押収した絵は私の作品だ。作家を信じてほしい」と主張した。

李氏は「警察が作家である私を除外し、第3者の意見だけを聞くという理解不能な行動をした」と主張した。

韓国現代美術の代表的な作家の1人である李氏は、警察と国立科学捜査研究院が「贋作」と発表した自身の作品13点の真偽を確認するため、27日と29日の2回にわたり、ソウル地方警察庁知能犯罪捜査隊に被害者兼参考人として出頭し、「13点全てが真作だ」との考えを明らかにしていた。

しかし、警察は「贋作」であることを前提に、今後も偽造犯や流通経路などについて捜査を進める方針だという。これに先立ち、李氏の絵を偽造して販売し、巨額を得た疑いが持たれている美術商は28日、絵を偽造した事実を認めた。

この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「偽造犯の腕前は相当なものだ。偽造したと自白したのに、作家が真作と主張するなんて!こんなコメディーがある?」
「本人が真作と言っているのだから、責任も本人が取るのだろう。作品が贋作なら、その発言に対しても責任を取るということだろう」

「作品の価値が下がってしまうことを恐れているのだろう」
「おかしな話だ。絵の流通がうまくいっていないから、無理やり真作にしようとしているのか?」

「韓国の芸術界、体育会はどうしようもない」
「市場に贋作が出回っているとなると、自分の絵が売れなくなる。生きているうちは贋作も自分の作品として認めないと…」

「金が世界を支配しているんだね。韓国の芸術は死んだ。ここは金が芸術になった世界だ」
「警察がこっそり贋作を作り、李氏に『あなたの作品ですか?』と尋ねてみればいい」(翻訳・編集/堂本)