多忙でも美しいのはなぜ?フランス人女性から学ぶ働き方のヒント3つ

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フランス在住の筆者ですが、移住してからまず驚いたのは働く女性の楽しそうな表情です。日本のキャリアウーマンは、張り詰めた表情や、疲れ切った顔をしている人ばかりだったのに……。美しくて自信に溢れた表情の女性が、コーヒーを片手に街を闊歩していく姿にショックを受けました。

なぜフランス人女性は日本と違い、のびのびと余裕があるように見えるのでしょうか。その理由は、仕事に対する意識の違いにあったようです。

■どんなに忙しくても「女性」だということを忘れない

もちろんフランスでも、みんな忙しく働いています。ですが、忙しいことを理由に女性であることをサボったりはしません。どんなに忙しいときでも、おしゃれを楽しんだり身だしなみを整える時間は必ず取るようにしています。メイクや服選びの時間をしっかり取るために、集中してできるだけ短時間で仕事を仕上げようとするのです。ファッション誌のスナップ写真を見ていても、洗練されて清潔感のある女性がたくさん載っていますよね。

一方日本では、もはや長時間労働が当たり前。毎日残業で疲れが取れず、朝起きられないため化粧も服もテキトーで出社……そんな状況に心当たりのある女性も、少なくないのではないでしょうか。

トイレ休憩のときに化粧直しの時間をとる、休みは寝だめせず美容院やエステに行ってみるなど、ちょっとした意識の違いでできることはたくさんあります。まずは残業を5分でも短くできるよう、業務の見直しから始めてみては?

■休暇が取れないなんてありえない!

フランス人は、このために働いていると言ってもいいくらいヴァカンスを大切にします。とはいえ、仕事をサボるわけではありません。ヴァカンスという目標があるからこそ、仕事にも精を出せるのです。楽しみがあれば、大変な仕事でも前向きに取り組めるもの。ヴァカンスは、仕事を楽しくするために不可欠なものなのです。

日本のように「有給が消化できなかった……」という事態はまずありえません。若手のうちは休暇が取りづらい空気を感じるかもしれませんが、いつまでもリフレッシュできずにいると精神的にも追い詰められてしまいます。

あまり忙しくない時期を早めに狙ったり、誰かが有給の話をしているときに便乗したりして、休みを勝ち取りましょう。旅行やイベントの予定が立てられれば、やる気も出てくるのではないでしょうか。

■プライベートを大切にする

フランスでは皆、プライベートを削ってまで仕事をすることはありません。だいたいの会社は午後6時にもなると退社し、近くのバーのテラスで1杯飲んでいくのです。夜遅くまで残業してヘトヘトになっている人はほとんど目にしません。仕事で自分の人生を削るという発想がないので、「明日でもできることは明日やればいい」と考えているのです。

羨ましい限りで、日本のように「え、もう帰るの?」「まだ終わっていないのにさっさと帰るなんて……」という雰囲気はありません。終電や深夜のタクシーで帰っているという人は、まずはいつもより1時間早く帰ることを目標にしましょう。いきなり定時退社を目指すよりもハードルは低いですし、周りから注目を浴びることも少ないはず。

日本とは真逆のようですが、「間違っている!」と感じるものはないのでは。どれも自分の気持ちに正直に生きるフランス人だからこその、素敵な考え方です。仕事に人生を飲み込まれないように、仕事を楽しくこなせるように、フランス人女性たちのスタンスを見習ってみてはいかがでしょうか。