紫外線の影響が気になる季節に気になるのは、「シミ」ですよね。シミを作らないために、紫外線対策は万全にしておきたいところですが、うっかり日焼けしてしまうことがあります。そんな時でも諦めるのは早い! しっかりとアフターサンケアを行うことで、シミを防ぐことはできるのです。

そこで今回は、シミを防ぐためにしておきたいアフターサンケアについてご紹介したいと思います。

安易に美白コスメを使うのはNG

紫外線を浴びて炎症を起こした状態の肌は、火傷をしたのと同じような状態です。まずは、ほてりを鎮めることが大切。冷たい水で冷やしたタオルや冷蔵庫で冷やした保冷剤などを使い、肌のほてりを鎮めましょう。

肌のほてりが鎮静されたら、肌の炎症を和らげる効果があるアフターサンケアコスメを使うのがおすすめ。アフターサンケアコスメというと、美白効果のあるシートマスクなどを連想する人が多いかもしれませんね。しかし、美白効果のあるコスメを使用するのは肌が完全に落ち着いてから。炎症が起きている状態で使用しては、美白有効成分などが刺激になってしまうことがあるので要注意です。アフターサンケアには様々なアイテムがありますが、全身に惜しみなく使えるものを選ぶのがベストです。

筆者のおすすめは、馬油。お求めやすい価格でありながら、肌に優しく、子供とのシェアも可能です。日焼けしてしまった日だけではなく、その後数日間はクリームかブースターの代わりとして使うのがおすすめです。

老化の大敵に打ち勝つフード一覧

アフターサンケアは、肌のお手入れだけで終わっている人が多いかもしれませんね。しかし、身体の内側から紫外線のダメージを払拭する必要があります。

前述のように日焼け直後の肌は火傷をしたのと同様な状態になっているので、まず水分を補給しましょう。そして、紫外線を浴びたことで大量に発生することになる老化の大敵「活性酸素」を抑制することが大切です。

活性酸素を抑制するのには、抗酸化作用の高い食品を摂るのが効果的。そういう意味でおすすめの栄養素は、ビタミンA、C、E、そして、皮膚を構成し維持するために欠かせないたんぱく質です。

ビタミンA(βカロテン)は、レバーやうなぎ、しその葉、人参などに多く含まれており、活性酸素を抑制して、粘膜や皮膚を保護する役割を果たします。

ビタミンCは抗酸化作用のほか、メラニンの生成を抑制する効果があり、シミを防ぐのに効果のある栄養素。レモンや赤いパプリカなどに多く含まれていますが、体内に長く留まることができないため、1日複数回に分けて摂る、吸収のいいリポソーム化されたサプリを摂るなど工夫することが大切です。

若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEは、血流をよくし肌の代謝を高める効果があり、アーモンドなどのナッツ類に豊富に含まれています。たんぱく質は肉や魚のほか、するめや焼きのりなどにも多く含まれています。また、ビタミンCとビタミンEを一緒に摂取すると、日焼け後のダメージからの回復が早くなるため一緒に摂るよう心がけましょう。

このほか、身体や肌を休めて回復を図ることも大切です。しっかりとアフターサンケアをし、シミを防ぎましょう。

遠藤幸子

エイジング美容研究家として雑誌やラジオ、企業のインフォマーシャルなどに出演。ウェブ、雑誌等にコラムを執筆するほか、コスメブランドの広告なども手掛ける。できるだけナチュラルな方法でできるアンチエイジング法を日々模索。豊富な自己体験を元に情報を発信中。
公式サイト『アンチエイジング ジャーナル