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メールや自社Webへのアクセス、名刺や売上げデータ、クライアントの種類に経理データなどなど、企業内を出入りし、蓄積されていくデータは膨大なものになる。これらのデータには、確実に隠れた"何か"が存在している。業務上のフロー改善や営業戦略上のターゲットの偏り、大きな帳簿上の無駄、はたまた新たなビジネスの種など巨大化したデータには何かが隠れている。

企業への導入も進んでいると言われるビジュアルの分析だが、まだ触ったことがないという方も多いであろう。ビジュアル分析をワールドワイドで展開するQlik Technologies Inc.の日本法人、クリックテック・ジャパンは、アジア太平洋地域の8都市(東京、香港、クアラルンプール、ムンバイ、ソウル、上海、シンガポール、シドニー)の生活費をビジュアル分析できるWebベースのアプリケーション「Qlik APAC Cost of Living」(英語)を公開している。英語ではあるが、クリックする度に多角的なデータの見方が変っていくことがよくわかる。

同社が公開している「Qlik APAC Cost of Living」は、アジア太平洋地域の8都市の生活費に関するデータ(不動産、交通、教育、運輸、娯楽、光熱費、食料、外食、衣服)を拾い比較検証をビジュアル化している。東京は、生活費が平均より39%高く8都市ではもっともコストがかかるが、フィットネスや輸入ビール、レストランなどが比較的安く購入でき、映画やゴルフなどは平均的な値を示している。逆に公立学校の費用は315%と8カ国で比較した場合、高い値を示している。

上海の生活費は、他の都市の平均より11%低いが健康を維持するにはもっともコストがかかる。東京はすべての指標を総合するともっともコストがかかるが、高価(Expensive)な品目カテゴリーでは上海が最もコストがかかる。シドニーは、意外にも外食費が高く、上海や東京の倍近くになり、ソウルがもっとも外食費が安いなど、データを次々にクリックしていくことで、様々な比較ができてしまう。

もちろん指標とする基礎データの種類の多寡や精度により、この数値は変わるはずだが、データの見方を変えると思わぬ発見や気付きがあることをクリックひとつで簡単に教えてくれるところがポイントだ。自社のデータを可視化すると、もっと多様な発見が当然出てくるだろう。

クリックテックは、散在するデータの中から意味を見出し、データ同士の関連性を探索するデータディスカバリーを掲げ、世界100カ国36,000の顧客を持ちに、地域や産業、職務、システムにとらわれない幅広い分析を提供している。コアエンジンAssociative Data Indexingを用いた、複数ソースから相互関係を可視化、分析を可能とする同社は、自然災害被災者や社会的弱者へのサポート"Change Our Word"プログラムも展開している。

(長岡弥太郎)