29日、チベット族の映画監督の万瑪才旦(pema tseden)氏がこのほど、青海省西寧市の空港で現地公安局に身柄を拘束されたことが明らかになった。写真は万瑪才旦監督。

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2016年6月29日、チベット族の映画監督の万瑪才旦(pema tseden)氏がこのほど、青海省西寧市の空港で現地公安局に身柄を拘束されたことが明らかになった。聯合報が伝えた。

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チベット族の著名映画監督、万瑪才旦氏が25日夜、北京から到着した西寧市の空港で身柄を拘束された。現地公安局の発表によると、到着後に手荷物の取り忘れに気付いた万瑪才旦監督が戻ろうとしたところ、そこが制限区域内だったため、阻止しようとした空港職員ともみ合いになった。そこで強制的に身柄を取り押さえ、「治安管理処罰法」第23条に違反したとして、5日間の拘留を決定したとしている。

27日に胸の痛みと体調不良を訴え、家族や友人の付き添いのもと、病院で診察を受けた。その場にいた監督の録音技師によると、体には複数の青あざがあり、暴行されたのは明らかであるという。中国版ツイッター上で公安局による人権侵害だと訴えている。

万瑪才旦監督は昨年、台湾版アカデミー賞「金馬奨」で脚本賞を受賞。チベット文化の保護に力を入れていることでも知られる。監督と親しい映画人や文化人らは今回の拘束を知り、監督にエールを送っているほか、ドキュメンタリー映画で知られるシュイ・シン(徐辛)監督は、「非常に温和で謙虚な人。乱暴をするような人ではない」と監督について語っている。(翻訳・編集/Mathilda)