美味しい物を食べたいという欲求に国境はないのは事実だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人はなぜ日本のミシュランレストランで食事することに夢中になるのかというテーマについて論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 美味しい物を食べたいという欲求に国境はないのは事実だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人はなぜ日本のミシュランレストランで食事することに夢中になるのかというテーマについて論じる記事を掲載した。

 記事によれば日本のミシュランレストランで食事をすることに対する中国人の熱意は相当なものだ。日本のミシュランレストランでの食事を夢見る中国の美食家たちがそのためにわざわざ「団体を組織する」という現象も存在しており、この目的のためであれば、彼らは「お金に糸目をつけない」のだという。

 記事はこの熱意の要因の1つとして、中国大陸にミシュランガイドがないために中国の美食家たちの足を海外に向けさせていることがあると説明。さらに中国の美食家たちが東京を選ぶのは、東京は全世界で最もミシュランレストランが密集している都市だからであると記事は説明している。

 また、東京の料理人たちは「仕事に対する並外れた専心と敬意を示している」と絶賛。こうした精神に加えて日本の最高品質の農産物と熾烈な競争という要素が、東京を「ミシュランレストランの楽園」にしたと記事は東京の美食環境を絶賛した。

 525名の中国ミレニアム世代の富裕層を対象にした調査「胡潤百富 (Hurun Report)」によれば、この525名のうち美食を楽しむために日本旅行を選択すると回答したのは47%だった。美食を楽しむためにフランス旅行を選択すると回答したのは21%であり、中国富裕層にとって美食を楽しむならフランスよりも日本を選ぶ人が多いということが分かる。

 同調査によれば他の旅行先である米国、英国、オーストラリアと比べても、美食を楽しむなら他国より日本を選択するという結果が出ている。中国美食家たちが東京のミシュランレストランを愛するという記事の指摘は、こうした調査にもある程度反映されているといえる。

 2016年後半に「ミシュランガイド 上海2017」がリリースされる予定だが、これを心待ちにする中国の美食家は多いだろう。また上海旅行を楽しむ世界各地の人びとに対しても少なくない影響を及ぼすに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)