今ではそれほどでもないかもしれないが、かつては「ヨーロッパ」と言えばフランス・パリを真っ先に思い浮かべる日本人が多かったのではないだろうか。日本人にとって花の都・パリが長きにわたって「憧れの地」であり続ける一方、日本のサブカルチャーに興味を持つフランスの若者も多い。ある中国人には、この関係が実に奇妙に思えたようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 今ではそれほどでもないかもしれないが、かつては「ヨーロッパ」と言えばフランス・パリを真っ先に思い浮かべる日本人が多かったのではないだろうか。日本人にとって花の都・パリが長きにわたって「憧れの地」であり続ける一方、日本のサブカルチャーに興味を持つフランスの若者も多い。ある中国人には、この関係が実に奇妙に思えたようだ。

 中国メディア・今日頭条は6月8日、「フランス人と日本人は本当に奇妙な存在である」とする文章を掲載した。この文章では、フランス語教師の中国人女性が「フランスでは日本文化が非常に持てはやされているとのことだが、これは本当ですか」という質問に回答している。

 質問に対してこの教師はまず「フランス人と日本人は本当に奇妙な存在だ」と説明。そのうえで「日本語を学んでいた時、先生に『フランス語を勉強しているんです』と言うと、先生の目がキラキラしはじめた」、「その後、フランス人に会ったらしきりに『君は日本人か? 本当に日本人じゃないのか』と聞かれ、違うと答えると残念そうな表情をされた」とエピソードを紹介した。

 そして、フランス人が日本人と知り合いたがっている理由について「彼らは小さいころから日本のマンガやアニメに親しんでおり、日本文化に対する崇拝の念を持っている」とした。一方、日本人については「よく分からない」と述べているが、その代わりに「理想と現実」のギャップや、言語・文化の壁によって、パリを訪れた日本人が心理バランスを崩す「パリ症候群」について解説している。

 今や視聴者参加型クイズ番組の代名詞となった「パネルクイズアタック25」。放送開始の1975年から約20年間にわたり、優勝賞品の海外旅行は「エール・フランスで行くパリ」だった。今ほど海外旅行がポピュラーでなかった頃、そして海外旅行と言えば「ハワイ」だったエール・フランス機が離陸するシーンを使ったオープニングは大きなインパクトを与えた。これも、日本人がフランスやパリに憧れを抱かせた要素の1つと言っていいかもしれない。「どうして日本人はそんなにフランスが好きなのか」を探ることは、日本の文化史を探る旅につながりそうである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)