29日、延辺新聞網によると、吉林省延吉市で学生と見られる若い女性が路上で物乞いをしていた。

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2016年6月29日、延辺新聞網によると、吉林省延吉市で学生と見られる若い女性が路上で物乞いをしていた。

女性の足元には「困っています。ご飯を食べるために8元(約130円)ください。もしよろしければ交通費もいただけますか。ありがとうございます」と書かれた紙があり、ふびんに思った通行人が女性に金を渡していく。しかし、女性は金を受け取った後もその場を離れようとしない。

現場を訪れた記者が「自宅はどこ?」「何があったの?」などと話しかけるが、女性は終始頭を低くして黙り込んだまま。記者が質問を続けると、女性は「結構です!ありがとうございます」と冷たく言い放った。同市に住む女性は、「1年以上やってるのに、交通費はまだ集まらないのかねえ」と話した。昨年、別の市でも同じ女性を目にしたという。

記者はその後、同市の貧困者やホームレスを支援する救助管理センターに連絡したが、職員が到着するころには女性は姿を消していた。職員は昨年、この女性に接触して支援を提案したが断られていた。職員によると、街中の物乞いの多くがそれによって生計を立てるいわゆる「職業こじき」で、女性と同様に支援を断る人が多いのだという。なお、同センターは強制的な措置を行う権限はなく、指導することしかできない。

同センターは、「善意に付け込まれることもあるし、裏で物乞いを強要している組織を間接的に支援することになる」として、みだりに金銭や物を与えないよう呼びかけている。(翻訳・編集/北田)