「習わせている事」と「学んでおきたかった事」は不一致!? 子どもの夢実現に必要な習い事とは
ピアノにプールに、英会話。
未就学児から小学生頃になると、子どもの習い事を考えるパパやママも多いかもしれません。
最近では、プログラミング教室やロボット教室など、従来の習い事に加えて、人気の習い事にも少し変化が。
また、実際に大人になったみなさんは、子どもの頃にどんな能力を身に着けておけばよかったと思いますか。
今回は、子どもに必要だと思う能力や、大人が子どもの時に身に着けておきたかった能力の調査結果から、できれば、習い事でこんなことができたらよいかも……ということについて、ヒントを探ってみましょう。
子どもにどんな習い事をさせていますか(させていましたか?)
子どもに習い事をさせている、またはさせていたと回答した人は85%。ほとんどの親が子どもに習い事をさせた経験があり、習い事をさせる理由は、1位が将来のため、2位が本人の希望、3位が受験のためとなっています。
子どもの希望もありますが、どちらかというと親が将来などのためを考えて習い事をさせているケースが多いようです。
ちなみにどんな習い事をさせている(させていたか)はこちら。
1位 スポーツ系
2位 学習塾
3位 音楽系
スポーツは水泳や体操、サッカーなど、習い事の中でも比較的小さい頃から始めることができるものかもしれません。
学習塾は小学生以降がメインとなりそうですが、今は早期教育で幼児教室もたくさんありますね。
音楽系はピアノやバイオリンなどの楽器系がメインでしょうか。
子どもにどんな習い事をさせたいですか?(させたかったですか?)
それでは、次は子どもにどんな習い事をさせたい(させたかった)かの調査結果です。
1位 英会話スクール
2位 プログラミング教室
3位 そろばん教室
小学校の授業にも導入され、英語が当たり前の時代になってきている今日この頃、パパママ世代で「もっと英語が話せればよかった」と考える人が多いのかもしれませんね。子どもの英会話教室もたくさんの選択肢があります。
最近人気急上昇なのがプログラミング教室。こちらも小学校でもパソコンの授業が導入され、IT化の波が確実にやってきています。ロボットを作ったり、動かしたり、また、簡単なゲームを作ったりとプログラミングに慣れ親しむことができる習い事が人気です。
子どもに必要だと思う能力は何だと思いますか?
それでは、親たちは子どもたちが生きる上で、必要な能力はどんなことであると考えているのでしょうか。
1位 「コミュニケーション力」
2位 「社会人性」
3位 「表現力」
トップ3の「コミュニケーション力」「社会人性」「表現力」は子どもたちの間だけではなく、大人や社会人になっても共通して必要なスキルですね。
また現在では、大人だけでなく子どもたちの間でもSNSが普及しており、これまで以上に「コミュニケーション力」に必要とされる時代となっています。
自分を上手に表現したり、他人との距離感をしっかり保つことができるコミュニケーション力を身に着けさせたいと考える親が多いようです。
子どもの頃に学んでおけばよかったこと
大人たちが子どもの時に学んでおきたかった!と回答したのはこちらでした。(複数回答)
1位「お金の稼ぎ方」
2位「コミュニケーション力」
3位「プレゼン能力」
「お金の稼ぎ方」については9割以上の人が「学んでおけばよかった」回答しており、子どもの頃なかなか学ぶ機会がなかった「お金の稼ぎ方」を大人になって痛感しているといったところでしょうか。
また「コミュニケーション力」「プレゼン能力」と社会人になってから多くの場面で必要とされるスキルが上位に挙がっていることから、社会に出て、実体験で感じた「あるといい能力」であると言えそうです。
子どもの頃の夢、叶いましたか?
子どもの頃になりたかった将来の夢があった人は約7割。その中で夢がかなった人は約2割という結果になりました。
みんながなりたかった子どもの頃の夢はこちら。
大人になって必要なのは、お金の稼ぎ方やコミュニケーション力、プレゼンテーション力であるという回答から、以下のことが言えそうです。
子どもの夢を実現するために、また、そうでなくても、子どもたちには、おうちやワークショップなどで、働き方の方法や仕事の種類、自分にどんなことができるのかを知ることの大切さを教えたり、自分の意見を伝えたり、まわりの人たちと円滑に付き合えるような力を育む習い事がよいということがわかりました。
個人的なスキルを高めるものももちろんですが、コミュニケーション力やプレゼンテーション力は、グループや集団で行うスポーツやものづくりなどから培うことができそうです。
是非、お子さんに習い事を考えるときの参考にしてみて下さいね。
参照:株式会社イー・ラーニング研究所のプレスリリース