中国メディアの新浪汽車はこのほど、日本人はなぜお金があっても高級車を買わないのかというテーマについて論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Tadeas Skuhra/123RF.COM)

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 中国メディアの新浪汽車はこのほど、日本人はなぜお金があっても高級車を買わないのかというテーマについて論じる記事を掲載した。

 中国の子ども向け貯金箱には動物の馬の上に車や家が乗っているものがある。馬の背中に硬貨を入れるための穴があいていて、車や家の形をした蓋でその穴をふさぐという貯金箱だ。それぞれの貯金箱は「馬上有車」あるいは「馬上有房子」という名前が付けられている。房子は家の意味だ。

 実はこの貯金箱は中国語の駄洒落になっていて、「馬上」という中国語には本来「すぐに」という意味がある。つまりこの貯金箱には「すぐに車が手に入る」あるいは「すぐに家が手に入る」という願いが込められているというわけだ。これは中国社会にとって車や家を持つことがいかに大切なことと見なされているかを示す事例の1つと言える。中国社会では車や家はその人の顔そのものなのだ。

 記事も中国人にとって高級車は「メンツ」や「地位」の象徴であると指摘している。裕福な中国人であれば、高級車を買うのは自然なことだろう。従って記事が「日本人はなぜお金があっても高級車を買わないのか?」と問題を提起するのはこうした社会背景が関係している。

 記事はこの問いの答えとして今度は日本の社会背景に言及。「日本社会において、高級車は決してメンツや地位を象徴するものではない」と記事は説明、そして「例え車を持っていなくても、人に見下されることはない」と指摘した。

 こうした社会背景があるために、多くの日本人はたとえ車を買うにしても経済的な軽自動車を選ぶと記事は指摘。お金があっても日本人が高級車を買わないのはこうした理由によると説明した。記事は日本人の経済的な車選びから「教訓を得るべきだ」と論じており、中国の車社会が今後成熟していけば、きっと日本人のように「自分にぴったり合った車を選ぶ中国人が増えるだろう」と結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Tadeas Skuhra/123RF.COM)