日本のクラフトビールは、海外からも注目されるほど質が高いことをご存知だろうか?

じっくり飲むビールが定着してきた近年は、個人経営の小さなブルワリーや、ブルワリー直送のビアバーがどんどん増えている。大手メーカーのような宣伝もせず、流通量も多くないが、絶対に美味しいビールを提供する、この夏行くべき旬なお店を厳選してご紹介!



1Fがブルーパブ、7Fにはレストランも
『Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen』

新宿


新宿駅南口から徒歩10分という都会の真ん中に誕生した小さなブルワリー。ローストの香りが感じられるほろ苦いスタウト、柑橘系フレーバーのエールなど、開栓したての個性豊かなオリジナルビール5〜6種とゲストビール数種を飲み比べられる。



7Fでは軽いビールのつまみから、肉料理などのメインディッシュ、デザートなどが味わえる。大きな窓から眺める新宿の夜景も美しい



この時期のおすすめは「代々木アンバーエール」(左)



カウンターのすぐ後ろには、ピカピカの醸造タンクが並ぶ




ガラス窓の向こうが醸造タンク
まるでカフェのようなのんびり居心地いい店
『さかづきBrewing』

北千住


北千住駅前の商店街を1本入ったところにある、かわいらしいブルーパブ。以前は大手ビールメーカーで商品開発や醸造を担当していたという女性醸造士が作り出すスタウトやIPA、ヴァイツェンなどのビールは、発酵を丁寧に行ったこだわりの味。

2016年3月の開店以来、近隣住民たちの間で評判となり、目下の悩みは醸造が追いつかないことだとか。



ビアレストラン出身のシェフが作る充実したフードメニューも人気。「ポークスペアリブ」(¥980)



ビール。仕入れ状況により異なる



週2回仕込んでも、あっという間に売り切れてしまう


ビール初心者も楽しめるお店が続々登場!



バーといっても立ち飲みスペースだけ。料理と一緒に味わうなら『ジャクソン・ホール』へ
小さな小さな工房で料理人が造るビール
『調布ビアワークス』

国領


ハンバーガーが美味しい調布のビアバー『ジャクソン・ホール』のオーナーが、「自分の店で出すビールを自分で造ってみたい」と始めたビール工房。仕込むたびに配合やフレーバーなどのレシピを変えているので、行くたびに違った味のビールが楽しめる。

「今日はどんなビール?」と、ふらりと立ち寄る常連が多いのだとか。開栓日は毎週木曜。



夏の時期のおすすめはハワイアンウィート



もともとが料理人なので素材も厳しい目で厳選




まずはヴァイツェンで喉を潤したい
週末の日帰り旅にぴったり!
奥多摩のマイクロブルワリー
『Beer Cafe VERTERE』

奥多摩


都心から電車で約2時間。緑に囲まれた『ビアカフェ バテレ』は2015年7月のオープン以来、ビール好きたちで賑わいを見せている。

『高円寺麦酒工房』出身の辻野氏が手掛けるのは、奥多摩産ホップを使用したクラフトビール。メニューはおつまみを中心に、カレーやピザなどの食事も豊富にそろうので、子連れでも楽しめる。

おすすめはよく晴れた日のテラス席。心が洗われるような環境でいただくビールがどれだけ美味しいかは、恐らくご想像の通り。



「3種のおつまみバゲット」



古民家をリノベーションした店内


ビールの注ぎ方にもこだわる! ブルワリー直送のビアバーをご紹介



店中央に並んだタップは壮観
オープン以来、連日大盛況の人気店
『YONA YONA BEER WORKS 吉祥寺店』

吉祥寺


長野の「ヤッホーブルーイング」の人気銘柄「よなよなエール」の公式ビアバルが吉祥寺にもオープン。「よなよなエール」など定番10銘柄のほか限定銘柄も揃う。

ベストな味を楽しんでもらうため、同じ銘柄でも樽のコンディションによって注ぐときのエアレーション(通気)を微調整するなど、「注ぎ方」にこだわり抜いたビールの味は格別!



前菜からデザートまで豊富なメニューがそろう。名物は「ローストチキン」(ハーフ¥1,800)「ソーセージ」(5種¥2,800)



「INDO NO AOONI」などユニークな名前のビールも




タップのグリップに使われているのは鹿の角
飯倉交差点近くのスタイリッシュなビアバー
『カミカツ タップルーム』

神谷町


大きな切り株を使ったカウンターが印象的なビアバーは、徳島県上勝町の「ライズ&ウィン ブルーイングカンパニー」の直営店。「ルーヴェンホワイト」など3種の自社製ビールのほか、ゲストビールも楽しめる。ビールはリターナブルボトルに詰めて持ち帰りもOK。



「阿波すだち鶏のオーブン焼き」(¥1,500)は徳島の名産を使った料理



「カミカツ ルーヴェン ホワイト」(右)はビール初心者も飲みやすい味わい


これがビアバー?! 内装にもこだわるお店が登場!



クラシカルなタップを操る「ビール注ぎ職人」の宮下さん
国内外のコンテストで認められた実力派ブルワリー『Beer Bar 富士桜 Roppongi』

六本木


クラフトビール通の間で旨いと評判なのが、河口湖近くのブルワリー『富士桜高原麦酒』。ドイツの歴史ある醸造学校で学んだ醸造士が造るピルスやヴァイツェン(¥700〜)などのドイツスタイルのビールが特徴だ。

東京初進出となるこの直営店では、自社の定番銘柄4種と限定銘柄2種のほか、国内のブルワリーから厳選したゲストビール6種が味わえる。



「馬刺し」(¥1,280)や「砂肝ベーコンパクチー」(¥980)などフードも充実



ヴァイツェン(¥700〜)は濃い味のメニューとも相性◎



白木のカウンターが印象的




ビールは缶に詰め持ち帰ることも可能
味に定評ある、あの人気ブルワリーの直営店
『常陸野 ブルーイング・ラボ』

神田


フクロウのラベルでおなじみ、茨城県の老舗酒蔵「木内酒造」が手がける「常陸野ネストビール」。近年は国内より海外での人気が高いのだとか。直営店では定番銘柄のほか、コラボ限定ビールなど約10種のドラフトが楽しめる。

これからの季節は開放感あるソファ席がおすすめ。オリジナルビールの仕込み体験ができるワークショップも開催されている。



「たこのセビーチェ」、「ベーコンと粗びきソーセージのシュークルート」



一番飲みやすいのはホワイトエール



高架橋の赤レンガを活かした店内




トラック内のバーカウンター
人気ブルワリーの走るビアバーが登場『EL CAMION』

移動式ビアバー


何かとイベントの多い夏。イベント会場でも旨いビールが飲めたらいいのに……。そんなビール好きに朗報!

天王洲の『ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー』が、移動式クラフトビアバー『エル・カミオン』をスタート。大型トラックの荷台にバーカウンターを設置し、ブルワリーから直送した6種のクラフトビールを販売する。

うれしいのは充実したフード。中南米のカジュアルフードを、スタイリッシュに提供してくれる。出張先はSNSなどでチェック!



豆やチーズの入った生地を焼いたエルサルバドル料理の「ププサ」や「パルメザンコーン」など、料理もおしゃれ



夏のイベント会場で出会ったらお見逃しなく!