中島が復活の2ゴール!! U-23日本代表がリオ五輪出場の南アフリカに快勝も後半は課題を残す《キリンチャレンジカップ2016》

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▽U-23日本代表は29日、キリンチャレンジカップ2016でU-23南アフリカ代表と対戦し、4-1で日本が勝利した。

▽リオ五輪を間近に控える中、国内で行われる最終戦。本来であれば壮行試合として行われるが、手倉森監督はあくまで強化試合であることを強調。五輪出場の18名に滑り込むために最後のアピールの場となる。

▽大事な一戦で手倉森監督はGK櫛引政敏のほか、植田直通や大島僚太、矢島慎也など、主力を先発起用。また、負傷明けのDF室屋成とFW中島翔哉もスタメンに名を連ね、システムは[4-4-2]を採用した。

▽キックオフから前線に走り込んだ浅野へのスルーパスを狙うなど積極的に仕掛けた日本だったが、南アフリカが予想以上にボールを繋いで攻勢に出たことで、やや低い重心で対応する。ボールを奪えば、前線から引いてきて攻撃を組み立てる中島やボランチの大島、左サイドの矢島を経由して浅野へのスルーパスで深さを作り出す。

▽しかし29分、1つの事故から日本が後手となる。自陣ボックス内でロングボールを受けた亀川が、一度は胸でトラップするもその後、手に当たってPKを献上。これをモトゥパに決められてしまった。日本は直後の31分、野津田のロングボールに抜け出した中島がボックス内で切り返して左足でシュートを放つも、上手くミートできずにボールは枠外へ外れる。

▽南アフリカは先制後から守備意識を高めてカウンターを狙うスタイルに移行。日本は相手陣内でボールを持つ時間が増えていくと、37分に矢島のスルーパスがボックス内右に侵入した大島に通る。大島はGKと一対一の状況から左サイドにボールを流すと、最後は中島が押し込んで同点とした。

▽さらに45分、中島のロングボールを相手陣内右で受けた矢島がためを作り、右サイドを駆け上がった室屋に展開。矢島はそのままボックス内に侵入して室屋の折り返しをダイレクトで叩くと、これがクロスバーに当たってゴールネットを揺らし、日本が前半のうちに逆転に成功。さらに46分、相手のミスを見逃さなかった浅野がボックス右に持ち出して中にクロスを入れると、これを中島が頭で押し込み3点目を奪った。

▽日本はハーフタイムで野津田に代えて伊東、井手口に代えて原川を投入。伊東が前線で浅野と2トップを形成し、中島が左サイドに回った。すると48分、自陣の植田が低空の鋭いパスを前線に送ると、南アフリカの選手がこれをクリアしきれず。こぼれ出ボールを拾った浅野がそのままボックス内へと運んでシュートを決めきって4点目を奪った。

▽得点後の日本は大島に代えて橋本を投入。その後も浅野に代えて豊川、亀川に代えて松原を入れるなどアピールの場を与えた。しかし多くの選手を変えたことで、徐々に流れは南アフリカへと傾いてき日本は自陣でのプレーが増えていった。対する南アフリカも前半のような勢いはなく、試合は徐々に膠着状態へ。

▽88分に松原のクロスから豊川がヘディングシュートを放つも決めきれず。結局交代選手たちのアピールは少なく尻すぼみの展開となって試合は終了。リオ五輪に出場する南アフリカを相手に4-1と快勝するも、内容面では不満が残る試合となった。