たった30秒!ズッシリ背中が「スーッと楽になる」ストレッチ

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デスクワークでは複数の筋肉に負担がかかっており、多くの人が腰痛や肩コリに悩まされています。

また、痛みに並んで“背中全体の重だるさ”も発生しやすい症状の1つです。

痛みにまでは至らなくとも、重い、だるい、そんな状態が当たり前になっていませんか?

背中には腕〜背中〜骨盤まで繋がっている巨大な筋肉があり、デスクワーク姿勢では常にその筋にストレスがかかり続けることで重だるさが生じ、それが続くことで腰痛や肩こりの引き金にもなります。

今回は理学療法士である筆者が、そんな背中の巨大な筋肉をほぐす簡単ストレッチをご紹介します。

■背中ストレッチのメリット

(1)背中の重さが解消し、スッキリ気持ちのいい身体になれる

背中の筋肉はとても大きく広く背中に張り付いているため、たくさんの筋肉のストレッチを行わなくても、そこを伸ばすだけでスッキリできます。

(2)腕、肩、肩甲骨、腰にも効果あり

冒頭に書いたように、腕から始まり、肩甲骨の下、背中を通り、骨盤にくっつくとても大きな筋肉が背中にあります。

その大きさゆえに、腕、肩、肩甲骨周り、腰への与える影響も大きく、痛みの引き金となってしまうことがあります。

この巨大な筋肉を伸ばすことは背中以外の部位にもいい影響をもたらしてくれます。

■ズッシリ背中がスーッと楽になるストレッチ

(1)足を肩幅に開いて立ち、頭の後ろで両手で両肘を持つようにして腕を組みます。

(2)手を頭の後ろで組んだまま、右真横に身体を倒します。身体を右へ倒したとき、腰を左側へ寄せることがポイントです。

脇腹と背中の外側が伸ばされていることを感じましょう。

20〜30秒止めて筋肉を伸ばし、身体を元の位置に戻します。

(3)手はそのまま、今度は左足を1歩後ろに下げ、前後に足を開きます。

(4)今度は真横ではなく、右足の方向に身体を倒します。

このとき、大切なポイントが2つあります。1つ目は左足に重心を置いたままにします。左足でグッと床を押す感じです。
2つ目は、写真のような感じで左側の胸を開いて倒すことです。

20〜30秒止めて筋肉を伸ばし、身体を元の位置に戻します。

(5)反対側も同様に行いましょう。何回行っても大丈夫ですが、1回でもOKです。

いかがでしたか? こまめに行えると背中がスッキリして、身体が喜びますよ。ぜひ試してみてくださいね。

【筆者略歴】

安季 ・・・ 理学療法士として患者さんへのリハビリ業務に携わる。その傍ら、リラクゼーションサロン『sayamakan』を開設し、アロマトリートメント、1人1人に合わせた自宅で出来るセルフトレーニングプランの作成などを提案している。

【画像】

※ racorn / shutterstock