コレステロールはどっち?意外と知らない「体に必要な油」とは

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あなたは油に対してどんな印象をもっていますか? 

太りたくないからとできる限り避けるようにしている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実は油は体の中で大切な役割を果たしているのです。

そこで今回は、薬剤師である筆者が、体にある油の役割と体に悪い油についてご紹介します。

 

■実は体に必要な油2つ

●中性脂肪(トリアシルグリセロール)

食べ物から摂取された油が、体の中でエネルギー貯蔵体へと変化したものを指します。いわゆる脂肪のことです。

体の必要なところにいつでも脂質を届ける働きをします。

●コレステロール

コレステロールと聞くとあまり良いイメージを持っていらっしゃらない方が多いのではないでしょうか。しかし、コレステロールは副腎のステロイドホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンをつくる材料になります。

そのため、実はダイエットで油の摂取を控えることは、逆に女性ホルモンの生成を低下させる原因になってしまうのです。

やはり、適度に脂質を摂ることも大切です。

 

■注意するべき油2つ

●トランス脂肪酸

天ぷら油やサラダ油、ショートニング、マーガリンは、熱加工により飽和脂肪酸が酸化してトランス脂肪酸を生み出します。トランス脂肪酸を摂取する量が多いと、悪玉コレステロールが増え心臓病のリスクが高まってしまします。

市販のポテトチップス、かりんとう、揚げせんべい、インスタントラー メン、ショートニングの入った焼き菓子類、冷凍食品の揚げ物などにもトランス脂肪酸は含まれるので、意識的に避けたほうがいいかもしれません。

 ●過酸化脂質

油は古くなると酸化が進み、過酸化脂質へと変化していきます。これが活性酸素を発生させ、細胞の劣化につながります。

特に女性は、生理痛や生理不順の原因にもなります。

 

食用油として売られている飽和脂肪酸は、酸化しやすいのでいかに新鮮なものを使うかが鍵になります。

ココナッツオイルやオリーブオイルなどを選ぶ際は、余計なものが入っていないこと、エキストラバージンオイルの表記やオーガニック表記を確認して選んでみましょう。 

【筆者略歴】

宮本知明 ・・・ 薬剤師×植物療法士。病院薬剤師を経て「薬と共存しない生活」の念いからホリスティックな健康観と出逢う。現在は、統合医療の知識をもった「ホリスティックな健康観を持つ女性」を育成する活動をしている。

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※ NOBU / shutterstock