29日、フィリピン軍は先週、中国などと領有権を争う南シナ海での主権主張を強化するため、漁民による「海上民兵」を組織する計画を示した。だが漁民からは拒絶の声が上がっている。写真は中国海警船。

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2016年6月29日、フィリピン軍は先週、中国などと領有権を争う南シナ海での主権主張を強化するため、漁民による「海上民兵」を組織する計画を示した。だが漁民からは拒絶の声が上がっている。中国紙・環球時報が伝えた。

28日付のフィリピン・デイリー・インクワイアラー紙によると、北ルソン方面コマンド(NOLCOM)のチーフ、ロメオ・タナルゴ中将は24日、漁民による「海上民兵」を組織する意向を示した上で、「南シナ海のスカボロー礁周辺海域における主要な利害関係者は漁民だ。漁民を動員・組織することが彼らの権利行使につながる」と述べていた。

だがルソン島サンバレス州の漁民からは「領海防衛は政府の責任だ」「訓練を受けていない漁民には中国海警船を撃退する力はない」「軍の懸念は理解できるがそのような役割を引き受けられない」などと反発の声が相次いでいる。(翻訳・編集/柳川)