写真提供:マイナビニュース

写真拡大

「Amazonプライム・ビデオ」で配信されている特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』が、再編集されたテレビ版として7月3日からBS朝日、7月6日からTOKYO MXで放送されることが決定した。

『仮面ライダーアマゾンズ』は、毎週日曜朝8時からテレビ朝日系で放送中の「仮面ライダー」シリーズとはまったく異なる展開を目指し、子どもが視聴する朝のテレビ放送ではショッキングすぎるような暴力描写や、含みのある大人びた会話の応酬なども積極的に入れ込み、特撮ヒーロー作品という枠を超えて次の段階へと進むかのようなドラマ性を打ちだしているのが特徴となっている。

本作には、アマゾンオメガとアマゾンアルファという2人の「仮面ライダー」が存在するが、彼らは劇中では仮面ライダーとは呼ばれず、ともすれば他の人間を食らう実験生命=アマゾンと同類の扱いをされることもある。オメガに変身するのは"養殖"と揶揄される心優しい青年・水澤悠。その対極の存在として、"野生"のアマゾンアルファに変身する鷹山仁がいる。2人はそれぞれの目的を持って、他のアマゾンを「狩る」宿命を受け入れており、時に共鳴し、時に反発することがある。スマートなヒーローではなく、野獣のような荒々しい戦い方しかできないワイルドなヒーローという本作の特性は、1974年に放送された本作の原点『仮面ライダーアマゾン』から受け継がれた要素だといえる。

ここでは、悠の義妹である女子高校生・水澤美月を演じる女優の武田玲奈にインタビューを敢行し、「仮面ライダー」にヒロインとして出演することへの思いや、役にかける意気込みを訊いた。

――『仮面ライダーアマゾンズ』出演に至った経緯からお話ししていただけますか。

最初はオーディションを受けたんですけれど、その時は自分としては全然うまくいかず、これはダメかな〜と思っていたら、合格をいただいてうれしかったですね。やはり「仮面ライダー」は有名な作品でしたし、以前から出演したいという憧れがありました。

――武田さんが幼いころから日曜朝には「仮面ライダー」が放送されていたと思います。いろいろなライダーが今までに登場しましたが、印象に残っているライダーはいたりしますか?

具体的にどのライダーを観ていたとかは、ほとんど記憶にないんですよ。でも、日曜日の朝って子ども向けのヒーローやアニメを放送している時間帯だから、いろんな作品を楽しんで観ていた思い出があります。

――今回、アマゾンオメガ、アマゾンアルファという2人の仮面ライダーが出てきますが、彼らを初めてご覧になった時のご感想を聞かせてください。

撮影に入った時、初めて近くで見せていただきました。私は一人っ子でしたし、ヒーローショーなどにも行ったことがなかったので、ヒーローを間近で見たことはなかったんです。感想ですか? やっぱり、カッコいいなって思いました(笑)。

――人間を襲うアマゾンと駆除班との戦いがメインとなる作品の中で、武田さん演じる美月はわりと等身大の女子高生というキャラクターですね。藤田富さん演じる義兄・悠と一緒にいる場面が印象的ですか、美月にとって悠とはどういった存在だと考えて演じていますか。

美月は学校でも居場所がないし、お母さんにも甘えられない孤独な女の子なんです。だから心を許せる存在が悠しかいない。義理の兄妹というだけではない、特別な存在だといっていいと思います。でも、だんだん悠が外に出て、変身して戦って……という風に状況が変化していますよね。美月としては"心の安定がなくなる"みたいな感覚なんです。それだけ、美月は悠のことを大事に思っていたんだなあっていうのが、自分なりにわかってきました。

――第10話では、戦いを終えたばかりで傷だらけになった悠を見て、美月が絶句してしまう場面もありましたね。

そうですね。今まで家にこもりっぱなしでキレイな悠だったのが、あんなに汚れちゃって……。美月としてはひたすら心配するしかないですよね。悠が内面から成長していくにつれて、次第に美月から離れていくようで、やっぱり寂しいですよね。美月にとって、悠の存在はとても大きいので、誰よりも心配して、危険な目に遭わせたくないって気持ちがあふれていくんです。

――第5話で凶暴なアマゾンに美月が襲われるくだりでは、武田さんご自身でアクションにも挑戦されていました。

危険なところはスタントさんにお願いしたんですけれど、うまく自分とのカットとつながって、スムーズに動いているように見えていればうれしいです。あのシーンは3月に撮影したため、とにかく寒かったのを覚えています。過去に『暗殺教室』でちょっとしたアクションシーンがありましたけど、本格的なスタントやアクションは初心者で、体が上手く動かず苦労をかけてしまいました。教えていただいたんですけれど、なかなか上手くできなくて……やっぱり難しかったですね。でも、これから機会があればアクションシーンにも挑戦していきたいです。

――『アマゾンズ』には三人の監督さんがいらっしゃいますが、武田さんから見たそれぞれの監督の印象を聞かせてください。

まず石田(秀範)監督は、厳しい方ですね。私の芝居で悪いところなど、すべてはっきり言ってくださるんですが、だからこそ「頑張ろう!」って思います。負けず嫌いですから(笑)。田粼(竜太)監督は、撮影に入る前に美月の人物像について、詳しく説明していただいたんです。「美月に息をふきこまないと、(役が)生きてこないよ」と言われたこともあり、演じる際の心がまえなどを学びました。金田(治)監督は、パッと見は怖そうな印象を受けますが(笑)、とても優しい方でしたね。先のトンネルのシーンでも、すごく優しく指導していただきました。

――悠を演じる藤田富さんの印象はいかがですか。

富くんはすごいんですよ。現場に入る前から、演じる役のことを考えていたりして。私も見習おうって思いましたから(笑)。

――『仮面ライダーアマゾンズ』は7月から地上波やBSでも放送が始まります。今まで配信版を観たことのなかった武田さんのファンの方たちに、作品をアピールしていただけますか。

『アマゾンズ』は、シリアスでダークでハードな、新しい「仮面ライダー」です。ストーリーが面白くて、大人でも楽しめる作品になっていますから、ぜひたくさんの人に観てほしいですね。美月ちゃんは"ヒロインっぽくないヒロイン"なので、そういったところに"新しさ"を期待して、美月にも注目してください。

――今回は、比較的普通の女子高生という役柄で出演された武田さんですが、今後チャレンジしてみたい、演じてみたい役などがあれば、ぜひ教えてください。

そうですね……コメディっぽい役とか、少し毒っ気のある役など、これからは演技の幅をどんどん広げていきたいですね。今年で19歳になりますし、大人の女性や、清楚さを備えた女性も演じていけたらなあって思います。

■プロフィール
武田玲奈(たけだれな)
1997年7月27日生まれ。福島県出身。
2013年12月「Ameba Candy Collection 第2のくみっきー!発掘オーディション」にてグランプリを獲得し、「non-no」専属モデルとして芸能活動をスタート。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の人気コミックを実写映画化した『暗殺教室』(2015年)で女優デビューを果たした。
(C)2016「仮面ライダーアマゾンズ」製作委員会 (C)石森プロ・東映

(秋田英夫)