日本を訪れる中国人観光客は、日本に存在する自国とは異なるさまざまな事象に深い印象を覚えたり、時としていささかの違和感を覚えたりする。一方で、短期間では決して垣間見ることのできない日本社会や日本国民の特徴も確かに存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人観光客は、日本に存在する自国とは異なるさまざまな事象に深い印象を覚えたり、時としていささかの違和感を覚えたりする。一方で、短期間では決して垣間見ることのできない日本社会や日本国民の特徴も確かに存在する。

 中国メディア・今日頭条は6月13日、「日本で長い間生活することで初めて分かる日本人の特徴」とする記事を掲載した。記事は、「歴史問題を差し置いても、中国人と日本人との間には生活習慣などの違いによるさまざまな誤解が生じる」としたうえで、日本で長く暮らすことで見えてくる日本人の考え方について9つ紹介している。

 まずは「近代史」関してだ。日本人の多くは武力を背景にした欧米列強による開国の圧力を前向きに評価していると指摘。「屈辱史」と認識する中国人とは異なるとした。中国では「豪胆な性格」の表れとされる「大声」に関しては、日本では礼儀に欠ける行為であると説明した。

 さらに、「マスクを着用する目的」や「大学の生活費をだれが払うか」、「家の購入」についても言及。「電車やバスでの痴漢」については、中国の女性であれば「この野郎、またやったら引っかくぞ」と言いながら引っぱたくのに対し、日本人女性は「頭を低く下げ、なるべく声を出さないように相手から離れる」としている。

 記事はまた、米国に対する見方についても触れている。日本人は米国を自由世界のリーダーと認識しており、米軍基地についても多くの人が「日本の領土の安全が守られ、軍事費の節約にもつながっている」と考えていると紹介した。最後の「愛国」についてでは「大部分の日本人は、政府批判が愛国だと思っている」とし、「政府批判は売国」と考える中国人とは違うと説明した。

 距離が近く、外見も似ている日本人と中国人だが、育ってきた自然環境も社会的環境も、政治的環境も大きく異なる。互いの考え方に大きな齟齬があるのは当然と言える。しかし、ついつい相手と接する際に自分の物差しで判断してしまい、誤解やトラブルを引き起こすケースが後を絶たない。長く良好な関係を築くには、トラブルや対立が起きた時にも、相手を理解しようとする気持ちを持ち続けることが必要だ。それは、日本人が中国で生活するうえでも同じことである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)