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Data Center Knowledgeに6月27日(米国時間)に掲載された記事「Here’s How Much Energy All US Data Centers Consume|Data Center Knowledge」が、この10年ほどの間に米国のデータセンターにおける電力消費量がどのように変化したかを伝えた。電力消費量はは2010年まで強い増加傾向を見せていたが、それ以降緩やかになり、2010年から2014年の間には4%ほどしか増加していない。2005年から2010年までは24%増加しており、大幅に緩やかになったと言える。高効率データセンターの開発や仮想化技術などがこうした成果に結びついているとされている。

データセンターが主要な産業として発足した当時、消費電力を抑えるということは顧客の要望の中で重要な位置を占めていなかった。しかし、インターネットやデータセンターの成長が続くにつれ、データセンターで消費される電力が増え続けている点が指摘されるようになり、消費電力を加味した取り組みが進められるようになった。記事では、2010年以降、需要の増加と比較してデータセンターの消費電力が低い割合に抑えられている理由として次の項目を挙げている。

・サーバ台数の増加が、それまでと比較してそれほど進んでいないことが大きい(これが最も大きな要因だと考えられる)。
・仮想化技術の活用により、1つの物理マシンで複数の仮想環境を運用できるようになっている。
・サーバ1台当たりの消費電力量の増加がほとんど見られない。
・Google、Facebook、Microsoft、Amazoneなどが高効率のハイパースケールデータセンターを開発して利用するようになった。
・顧客が消費電力量を抑えることを求めるようになってきている。

今後もデータセンターの需要は増えると見られるが、高効率のハイパースケールデータセンターへの移行が進むことなどから、消費電力は現在と同じ増加率にとどまると予測されている。

(後藤大地)