こんにちは、保健師のわたげとです。汗ばむ季節になってくると、冷え性にはある意味つらい試練が待っています。そう、「冷房による寒さ」です。一般の人たちが心地よい気温が、私たち冷え性女子にとっては逆に不快に。寒さに弱い人にとっては、頭痛や肩こり、腹痛など健康への悪影響の要因ともなります。この寒さに打ち勝つための対策をしっかり練っておきましょう。

【寒さ対策1】 冷房にあたらない場所を確保

基本中の基本で、皆さんも気にしておられると思います。電車の中、職場、あらゆる部屋の中において、「死角」は必ず存在します。冷房の風が当たりにくい、冷えにくい場所を探しましょう。ずっとそこにいられるわけではありませんから、体調が悪くなりそうなとき、冷えすぎてしまったとき回復するために「避難所」として使うことをおすすめします。
筆者は根っからの寒がりなので、電車に乗る際は冷房の吹き出し口の死角を探し、職場の同僚の影に隠れ、友人の家では一番出口の近くに座ります。お腹が弱いので、荷物や両手でお腹をホールドして……。

【寒さ対策2】 寒さに弱い体質であることを、周囲にお知らせ

上記の避難所を確保するためにも、周囲の協力は必須。あなたが冷え性であることを同僚や家族・友人は知っていますか? 冷え性という体質はなかなか本人の努力で改善することが難しいものです。周囲に理解してもらって、できるだけ暖かい場所に居場所を移してもらうことが大切です。
また、場所だけではなく上着やひざ掛け・ストールを着用していることへの正当な理由として知ってもらっておくことは重要です。「これがないと体調を崩して仕事や生活に支障をきたします」ということを伝えているだけで、周囲も自然と気配りをしてくれるはず。かくいう筆者は周囲と季節が1つずれていると言われるほどの着込みようを、よく笑い話にされていました。夏は春・秋、春・秋は冬、冬はイヌイット――なんて。

【寒さ対策3】 対策はインナーから!

雑誌などで冷え対策としてよく見られるのがカーディガン・ストールなどですが、真の冷え性女子に必要なのは適切なインナー。汗をとりつつ冷えた場所では保温も兼任する優れたインナー。そんなもの存在するのか? と思ってしまいますが、あるのです。
汗を吸ってべちゃべちゃに濡れた状態で冷房の部屋に入って、そのまま冷えてしまうのが最悪のパターンなので、吸汗速乾性が第一ポイント。第二のポイントは、換気のため肌から少しゆとりがあるデザインです。最後に第三のポイントとして、肌に優しいこと。この三つを押さえてインナーを選ぶようにしてみましょう。ちなみに肌の強い方の場合第三は気にしなくても大丈夫です。夏は汗をかいて肌荒れしやすいという方にはシルクがおすすめです。

【寒さ対策4】 髪型と服装で頭痛が防げる!

冷房の当たり具合によって困ってしまうのが、頭や首にがんがん冷風が当たって頭痛が引き起こされること。首のまわりにボリュームのある服を選ぶ、首や肩にかかるヘアスタイルにする、髪の毛をきつく結ばない・留めないことである程度防げます。
もし頭痛がひどくなってしまったら、休憩室や化粧室など一人になれる場所でしばらくフードやタオルなどをかぶって保温することで、少し回復できます。「つらい状況になりっぱなし」の時間が長ければ長いほど悪影響が大きくなるので、こまめに休憩をとって首や肩・頭部を保温しましょう。

冷房の寒さに打ち勝つためには、日々の観察と工夫が重要です。筆者はこれらに筋トレも加えて、冷え体質改善にとり組んでいます(効果はまだまだですが……)。こまめに自分をいたわって不調を防ぎ、元気に毎日を過ごしましょう!