日本を訪れる中国人旅行客が増加しているが、中国を訪れる日本人も同じように増えているのだろうか。中国メディアの中国網はこのほど、日本人の訪中意欲が近年、大きく減退していることを伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客が増加しているが、中国を訪れる日本人も同じように増えているのだろうか。中国メディアの中国網はこのほど、日本人の訪中意欲が近年、大きく減退していることを伝えている。

 記事は、2004年まで日本人は中国旅行産業における重要な顧客だったと紹介、中国を訪れる外国人客のうち日本人が全体の15%ほどを占めていたと伝えた。

 07年に日本を訪れた中国人は100万人未満だったのに対し、中国を訪れた日本人は約400万人だったことを紹介する一方、15年に中国を訪れた日本人は前年比8.1%減の約250万人にまで減少、反対に日本を訪れる中国人旅行客の数は急増し、約500万人に達したことを紹介した。

 記事は、中国を訪れる日本人が近年減少していることについて、「日本と韓国の1人あたりGDPは大差なく、韓国の人口は日本の半分以下であるにもかかわらず、中国を訪れる日本人の数は韓国人を大きく下回っている」と指摘したうえで、日本人の訪中意欲が大きく減退していると指摘。特に中国への渡航目的を旅行に限定した場合、15年は日本人は39万2800人、韓国人は202万2400人と圧倒的な差だったことを紹介した。

 中国人が日本を訪れるようになる一方で、中国を訪れる日本人が減少しているのは皮肉なことだ。これには円安が進行したことで、中国人の訪日コストが低下し、日本人の出国にかかるコストが上昇したという要素も関係していると思われるが、それ以上に中国の大気汚染や日中関係の低迷などが大きな要因と考えられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)