26日、中国で留学ブームが続いている。とりわけ増えているのが女性の海外留学で、ストレスの多い中国から距離を置きたいと考える人が増えている。

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2016年6月26日、中国で留学ブームが続いている。中国人留学生の年間経済価値は200億ドル(約2兆円)を超え、米国への経済貢献だけでも44億ドル(約4400億円)に達しており、中国は一大市場となっている。米華字メディア・多維新聞が伝えた。

中国からの海外留学は、改革開放が始まった1978年から2008年までの30年間は合計105万人だったが、08年から13年はわずか5年間で185万人に急増。とりわけ増えているのが女性の海外留学で、一部の欧米の留学先では男性の中国人留学生よりも女性の中国人留学生の方が多い状況にまでなっている。

女性の留学意欲が高まっている背景には、中国国内から距離を置きたいと考える若い女性が増えていると、英ノッティンガム大学中国政策研究所は発表している。

中国では結婚や出産で離職する可能性の高い若い女性を雇い入れるという“リスク”を嫌う雇用主が多く、海外留学の経歴があれば男性社員との競争に役立つのではないかと考える女性が増えている。

また、都市部を中心に高い学歴を持つ女性の平均結婚年齢が30歳に近づいているが、そうした女性たちは「剰女(結婚適齢期を過ぎた高学歴の独身女性)」として社会的にマイナスイメージでとらえられることが多く、精神的にストレスを感じることの多い中国国内から距離を置きたいと考え、海外へ留学する女性も増えている。(翻訳・編集/岡田)