【会見】リオ五輪前最後の国内強化試合に臨む手倉森誠監督「U-23のパワーをリオに運んでいけるように」《キリンチャレンジカップ2016》

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▽U-23日本代表を率いる手倉森誠監督が28日、翌29日に行われるキリンチャレンジカップ2016のU-23南アフリカ代表戦(@松本平広域公園総合球技場)に向けた前日公式会見を行った。

▽今回の一戦は、U-23日本代表にとって、8月にブラジルで開幕するリオ・デ・ジャイネイロ オリンピック前最後の国内での強化試合であり、選手にとってもメンバー入りをかけたサバイバルマッチとなる。手倉森監督は、以下のように抱負を述べた。

手倉森誠監督(U-23日本代表)

「リオ本戦へ向けての国内最後の強化試合となります。まずオリンピックでの躍進の可能性を示せるようにとは話をしてきているので、そういうゲームになればと思っています。選手たちにもU-23だけで活動する国内最後の強化試合だという話もしていて、この世代のこれまでと、これからを明日のピッチで注げと。これまでの成長、世界のスタンダードに変わる可能性というのを存分に示してほしいと話しました」

「そして、この試合が終われば、いよいよオリンピックのメンバーが決まるということについても選手たちと触れて、託す人と、託される人に分かれるという話もしました。間違いなくU-23だけの試合はこれが最後なので、いろんな思い、心意気をみんなで示そうと。良い試合をしようと。U-23のパワーをリオに運んでいけるようにしていきたい」

――ケガ人のチェック、組み合わせのチェック、明日の試合でどちらを優先的に試したいか?

「どっちも考えて試したいと思います。回復具合を示してほしいし、ここにいるメンバーが誰と組んでも力が落ちないことを示してほしい。チームとして連動していく中で、スピード、パワー、メリハリがきくサッカーを見せてくれればなと思っています」

――南アフリカの印象は?

「ものすごく身体能力を全面に出したパワフルなサッカーをしてくるなと。そこに、下もあるし、上もある。突進型のチームです。ナイジェリアほどの細かいテクニック、コンビネーション、スピードはないが、何をしてくるのか分からないような前線の突進力がある。世界の舞台を前に、そういったアタッカー陣と対戦できるのは良い機会なので、是非とも封じ込みたいと思っています」

――特に、警戒している選手は?

「名前はなかなか難しくて覚えていないが、前線に背が高い9番の選手がいて、2列目に足下と、それを追い越していくスピードがあるなと。ボールを持ったら、ゴールに向かってやり切る姿勢っていうのが、ものすごくある。その分、攻守において間延びするときがあるが、そのときに身体能力を生かして潰しにくるところがある」

「自分たちとしては、その間延びに付き合わないよう警戒して、なおかつ局面の個の戦いのところでタフにやる覚悟と、やっている間に囲い込むことができればなと。そういうトレーニングを繋げられる試合になればと思っている」

――選手たちにアピールしてほしい部分は?

「このチームが育んできたのは、この世代のまとまり。昨日、選手たちにも話をしました。この代表はこれまで78人を呼んでいて、彼らの成果が実ってアジアのチャンピオンになることができたと。みんなの思いが結果に繫がっていることを選手たちは理解している。もちろん、18人に絞られるという現実はあるが、勝負師として、その中で生き続けなければならない」

「みんながこの世代で成し遂げる目標に対しての志は一緒だなと。選ばれる、落とされる、表現で言えばその言葉になるが、自分は選手たちの前で、託す人と託される人と話をしました。託された人は仲間の思いを汲んで、より覚悟と責任感をもって戦わなければならない。このメンバーは、自分のアピール以上に、この世代のアピールをやってくれるグループ。だからこそ、谷間の世代と言われながらもチャンピオンになることができた」

「彼らにはそのメンタルが十分に育まれている。オリンピックはゴールでもなければ、全てでもないという話もしました。彼らには、将来の日本サッカー界を担っていけるようなところを目指してやっていってほしいし、それをやり続ける集団でいてほしいし、アピールのチャンスは明日だけじゃないと。代表に自分がいるんだというところを思う存分に表現してほしいと思っています」

――想定されているFWの枠、FWに期待するプレーは?

「トゥーロンで外しまくってきているのでね、是非ともゴールを取ってほしいと思います。FWの枠は、ワクワクするぐらいの人数で行ければ…。すみません(笑)」

――長距離移動で相手のコンディションが気がかりな中、明日の試合で対アフリカ勢へのメドを立てなければないが

「まずコンディション的に、走り負けちゃいけない試合だと思います。彼らは長距離移動してきていて、向こうでも何試合がやってもいる。来てもらってありがたいという気持ちで、最後まで走り切って相手を翻弄する90分にしなくちゃいけない。ゴールを取って勝たなければ、本当にナイジェリア戦が難しくなるというように、選手たちにはっぱをかけていきたいです」