イメージや感情によるバイアス、というものは恐ろしい。日本でも、中国製品というだけで実際の機能性や品質を確かめることなく「中国製は買わない」と拒否する人が少なからずいる。一方で、中国でも一部に「小日本の作ったものなど買えるか」という信念を持った人がいるようである。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 イメージや感情によるバイアス、というものは恐ろしい。日本でも、中国製品というだけで実際の機能性や品質を確かめることなく「中国製は買わない」と拒否する人が少なからずいる。一方で、中国でも一部に「小日本の作ったものなど買えるか」という信念を持った人がいるようである。

 中国メディア・今日頭条は26日、「日本車を買いたいが、どんな策を講じても両親を説得することが出来ない」とする記事を掲載した。記事は、価格や性能などの比較検討を行ったうえで「日系の自動車を購入しよう」と決めたものの先立つものが頼りなく、両親に資金の工面を相談したところ、自動車に関してずぶの素人であるはずの両親から「日本車はボディが弱くて危ない」、「お前、日本のものを買ってみろ、ただじゃ置かないぞ」などと猛烈に反対されるケースがしばしば起きていると紹介。

 そのうえで「心を平静を保ち、ひいき目にもならず、アンチにもならず、公平な目で日本車を評価しようじゃないか。日本車がいいか悪いかは、実際に見に行くとともに、市場の状況で判断せよ」と提起した。そして、日本に嫌悪感を抱く「にわか専門家」がしばしば挙げる日本車購入のデメリットの「真相」について解説している。

 まずは、「ボディの剛性が低い」、「ピラーの代わりに発泡素材を使っている」などといった話について言及。国内の車両は市場に出る前にみな安全テストを受けており、危ない車は道路に出ることができないようになっていると説明するとともに、発泡素材を使用していようがいまいがテストにパスしたということは「少なくとも安全基準を満たしているのだ」と論じた。

 次に、「日本車を買うのは非愛国的行為だ」という言い分を取り上げた。日系の自動車を購入することで「日本人は自動車価格から1-2割の技術費用を獲得する。一方、中国は単純に税金だけ考えても自動車価格の25%以上をもらえるのだ」と説明。「一体誰がお金を稼いでいるのか。まさかそれでも日本人、と言うつもりか」としている。

 イメージや感情は恐ろしいものではあるが、それが逆に自分にとっていいように働くケースもある。「日本の製品は品質が高い」というイメージを浸透させることで、「やっぱり日本製がいい」と優先的に選んでくれるようになるからだ。そう考えると、イメージや感情を抜きにして客観的に製品の性能やコストパフォーマンスを比較検討し、選ぶという作業は、案外簡単ではないのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)