鳥海浩輔、諏訪部順一、中原麻衣、関智一、虚淵玄が登壇!「Thunderbolt Fantasy」先行上映会レポート

写真拡大


「魔法少女まどか☆マギカ」など手掛けた“虚淵玄”が、台湾の人形演劇「布袋劇(ほていげき)」を使って挑む新ジャンルの映像作品「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」。7月8日(金)からの放送に先駆けて、6月25日(土)に新宿バルト9にて先行上映会が開催された。

この上映会には、キャラクターボイスを担当する鳥海浩輔さん、諏訪部順一さん、中原麻衣さん、関智一さん、原案・脚本・総監修を担当する虚淵玄さんが登壇しトークショーが行われた。今回、この上映会のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

また先行上映会にて、講談社刊行の雑誌「モーニング」で佐久間結衣先生によるコミカライズの連載開始が発表。7月21日(木)発売のモーニング34号より連載が開始され、7月14日(木)発売の前号では虚淵さんと佐久間先生の対談記事も掲載されるので注目しよう。



■「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」先行上映会イベントレポート

6月25日(土)、新宿バルト9にて開催された7月8日(金)から放送開始する新番組「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の先行上映会。当日は第1話と第2話の上映に加えて、凜雪鴉(リンセツア)役の“鳥海浩輔”、殤不患(ショウフカン)役の“諏訪部順一”、丹翡(タンヒ)役の“中原麻衣”、蔑天骸(ベツテンガイ)役の“関智一”、さらに原案・脚本・総監修の“虚淵玄”によるトークショーを行った。

まず虚淵玄による布袋劇(ほていげき)に関する話からスタート。布袋劇とは台湾の伝統芸能のひとつで、現地では知らない人はいないほどメジャーなジャンルであるという解説や、約2年前に訪れた台湾で布袋劇に出会い、「なんとしても日本に布袋劇を広めたい」という一心で「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の制作に着手したというエピソードなど紹介した。

キャラクターを演じた声優陣からは、「作品の感想」や「演じておもしろかった点」が語られ、鳥海さん、諏訪部さん、中原さん、関さん揃って「とにかくスゴい!」と大絶賛。

加えて、鳥海さんは「自分の想像を遥かに超えた作品」、諏訪部さんは「早く放送して欲しいと思い続けていた」と語ると、満員の客席から大きな拍手がおくられた。さらに中原さんは「人形がこれほど速く動くとは意外だった」と初見の感想を紹介。そして関さんは、「アニメでもなく人形劇でもない作品」と感想を述べると、さきほど先行上映を見終わったばかりの来場者たちは大きくうなずいていた。

トークショーの途中では、「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の総監督であり、制作を担当した霹靂社の会長である黄強華氏からのVTRコメントを紹介。黄氏は「この作品は弊社とニトロプラス、グッドスマイルカンパニーの合同作品。テレビでの放送をリアルタイムで観てほしい」というメッセージを日本のお客様にむけて送った。

台湾からのビデオレターを踏まえて、話題は日本に先駆けて台湾で行われた先行上映会に。現地の上映会に招待された鳥海さんと虚淵はイベントの様子を語り、鳥海さんは「大好評で嬉しかった」と前置きをした後に、「日本語バージョンと台湾語バージョンを上映したが、どちらも笑いが起きる場所が同じだった」と現地の声を紹介。

そして虚淵は「布袋劇を日本向けに味付けしてしまったが、台湾でもウケてくれたのは嬉しかった」と率直な感想を述べた。


先行上映会&トークショーは大盛況のうちに終了。日本だけでなく、台湾でも注目されている「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」が、今後どのような展開をみせてくれるのかお楽しみに!


●ファンへのメッセージ

虚淵玄:みなさんに観てもらえる日を待ち望んでいました。布袋劇は言葉では表せない作品なので、実際に観ていただくしかありませんでした。今日はそれがかなって本当に嬉しかったです。テレビでの放送も楽しんでいただきたいです。

鳥海浩輔:自信を持ってみなさんにお届けできる作品です。今日ご覧になったみなさんだけでなく、まだ観ていない多くの方々にも「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」を観ていただきたいです。これから布袋劇の魅力を広めていきたいです。

諏訪部順一:今日は第1話と第2話をご覧になっていただきましたが、いかがでしたか?もしも「おもしろかった」という方は、(SNSなどで)拡散してください(笑)。我々も力を入れて作った作品です。みなさんの協力で、より多くの方々に作品を知っていただきたいです。

中原麻衣:これからもいろいろなキャラクターが登場します。ぜひ最後まで観て、楽しんでいただきたいです。

関智一:演出もさることながら、内容もさまざまな伏線があります。続けてご覧になって頂くと、あっと驚くことがあると思います。



■「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」事前特番

【放送情報】
TOKYO MX:2016年7月1日(金)23:00〜
BS11:2016年7月1日(金)23:30〜
AT-X:2016年7月1日(金)24:00〜



■TVシリーズ「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」

【放送情報】
TOKYO MX:7月8日より毎週金曜23:00〜
AT-X:7月8日より毎週金曜24:00〜
BS11:7月8日より毎週金曜23:30〜

【スタッフ】
原作:Thunderbolt Fantasy Project
原案・脚本・総監修:虚淵玄(ニトロプラス)
操演・撮影:霹靂國際多媒體股份有限公司
キャラクターデザイン:ニトロプラス(三杜シノヴ、源覚、Niθ、中央東口)
武器デザイン:霹靂國際多媒體股份有限公司、石渡マコト(ニトロプラス)
造形アドバイザー:グッドスマイルカンパニー
音楽:澤野弘之
音響監督:岩浪美和
制作:Thunderbolt Fantasy Project

【キャスト】
凜雪鴉(リンセツア):鳥海浩輔
殤不患(ショウフカン):諏訪部順一
丹翡(タンヒ):中原麻衣
狩雲霄(シュウンショウ):小山力也
捲殘雲(ケンサンウン):鈴村健一
刑亥(ケイガイ):大原さやか
殺無生(セツムショウ):檜山修之
丹衡(タンコウ):平川大輔
廉耆(レンキ):山路和弘
蔑天骸(ベツテンガイ):関智一
殘凶(ザンキョウ):安元洋貴
獵魅(リョウミ):戸松遥
凋命(チョウメイ):大川透
ナレーション:田中敦子

【主題歌】
T.M.Revolution『RAIMEI』


<ストーリー>
かつて魔界の軍勢と人間界が争った戦において、人間たちによって鍛造され、無双の力を発揮した数々の武器である「神誨魔械」。戦の後、数多の神誨魔械は護印師らによって長く守られてきたが、その中でも護印師の「丹衡」「丹翡」兄妹によって守られてきた最強の武器「天刑劍」が、今まさに「蔑天骸」率いる悪の手に落ちようとしていた。蔑天骸の追求から逃れる途中、丹翡は偶然にも「凜雪鴉」「殤不患」の両名と出会い、その助力を得ることに。奇縁により導かれた3人は、新たに加わる個性豊かな仲間たちと共に各々の思いを抱き、蔑天骸の居る七罪塔を目指すこととなるのであった。


©Thunderbolt Fantasy Project