オールスター戦にファン投票で選出され、ポーズをとるソフトバンクの(左から)サファテ、松田、長谷川、柳田、今宮=東京ドーム (C)KYODO NEWS IMAGES

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 日本野球機構は27日、マツダオールスターゲームの最終ファン投票結果を発表した。パ・リーグは、ソフトバンク勢が12球団最多の5人をオールスターに送り込んだが、ロッテと楽天の2球団からは1人もファン投票で選出されなかった。ここでは、2012年から最近5年間で、ファン投票でオールスターに出場した選手が多いチームを見ていきたい。

◆ 最近5年間の球団別ファン投票選出者人数ランキング

1位 日本ハム[10人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

斎藤佑樹(2012年)

武田久(2012年)

増井浩俊(2013年)

大谷翔平(2015年〜)

<野手>

中田翔(2012年〜)

鶴岡慎也(2012年)

糸井嘉男(2012年)

稲葉篤紀(2012年)

スレッジ(2012年)

陽岱鋼(2012年、2014年)

大谷翔平(2013年)

 1位は日本ハムの10人。中田翔は、この5年間全てファン投票でオールスターの出場を決め、二刀流の大谷翔平も2年連続で出場を決めた。また、リーグ優勝した2012年には中田を始め、斎藤佑樹、鶴岡慎也、武田久、糸井嘉男、稲葉篤紀、スレッジ、陽岱鋼の8人が選ばれていることも最多の要因といえそうだ。

2位 西武[7人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

牧田和久(2016年)

<野手>

中島裕之(2012年)

浅村栄斗(2014年〜)

中村剛也(2014年〜2015年)

秋山翔吾(2015年〜)

森友哉(2015年)

炭谷銀仁朗(2016年)

 2位の西武は、中村剛也、浅村栄斗、秋山翔吾など打撃を売りにしているチームということもあってか7人中6人が野手。2015年に出場した森友哉は、最多得票でオールスター出場を決めている。

 

2位 オリックス[7人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

平野佳寿(2012年〜2014年)

西勇輝(2014年)

佐藤達也(2014年)

<野手>

伊藤光(2013年)

李大浩(2013年)

糸井嘉男(2013年〜)

ペーニャ(2014年)

 2014年にAクラス入りを果たしたものの、長く低迷が続くオリックスは、西武と並び7人の選手がファン投票でオールスター出場を勝ち取っている。特に14年はチームが好調だったこともあり、西勇輝、佐藤達也、平野佳寿、糸井嘉男、ペーニャの5人が選出された。

4位 ソフトバンク[6人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

バリオス(2015年)

サファテ(2016年)

<野手>

松田宣浩(2012年〜2014年、2016年)

今宮健太(2014年〜)

柳田悠岐(2015年〜)

長谷川勇也(2016年)

 今年は12球団最多の5人がファン投票でのオールスター出場となったが、この5年間ではリーグ4位の6人という結果だった。松田宣浩、柳田悠岐、今宮健太は常連組だが、内川聖一、中村晃といった実力派たちの選手はファン投票での出場はない。

5位 楽天[5人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

田中将大(2013年)

松井裕樹(2015年)

<野手>

松井稼頭央(2013年)

ジョーンズ(2013年)

嶋基宏(2014年〜2015年)

 楽天はリーグ優勝した2013年にファン投票で田中将大、松井稼頭央、ジョーンズの3人が選出されたが、この5年間では3人以外で選出されたのは嶋基宏と松井裕樹だけ。主力の銀次、則本昂大はファン投票での選出は1度もない。

6位 ロッテ[1人]

【ファン投票で選出された選手】

<投手>

なし

<野手>

井口資仁(2012年〜2013年)

 今季はリーグ2位につけながら、ファン投票でオールスター出場を決めた選手は0だったが、最近5年間で見ても井口資仁のみ。涌井秀章、西野勇士、角中勝也など実力者が揃いながらも、寂しい結果に終わっている。

※ファン投票で選出後、故障で辞退した選手も含む