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レノボ・ジャパンは6月28日、「Lenovo Converged HX シリーズ」の新製品およびポートフォリオの拡大、「StorSelect」プログラムによるネクセンタ・システムズ、クラウディアンとの協業による次世代SDS(Software-Defined Storage:ソフトウェア定義型ストレージ)ソリューションの提供、最新アーキテクチャのハードウェア群など、データセンター向け製品の拡充を発表した。

Nutanixのソフトウェアとレノボのサーバ技術を組み合わせたハイパーコンバージドシステム製品のLenovo Converged HX シリーズでは、最新のインテル Xeon E5-2600 v4プロセッサを搭載し、パフォーマンスを向上、VDI(仮想デスクトップ)や中小規模の仮想化など一般的なワークロードに対応したHX3000シリーズに新たに1Uモデルを採用した「HX3310」を提供開始する。データセンターでの占有スペースを圧縮し、よりサーバ密度の高い環境を構築することができる。

また、最新プロセッサを搭載した大規模な仮想化などストレージ容量を必要とするワークロードに対応するHX5000シリーズの新製品として「HX5510」、大容量のデータ入出力が必要なワークロードに対応するHX7000シリーズの新製品として「HX7510」もそろえ、顧客に適した環境構築を支援するという。

Lenovo Converged HX シリーズは、コンピュート、ストレージ、コネクティビティの各機能を共通の資源プールとしてアプライアンス内にまとめることにより、複数に分かれたSAN(ストレージ・エリアネットワーク)を管理する複雑さを排除し、クリック操作だけで簡単に無停止でアップグレードすることができ、Cloud Connectを通じたクラウドサービスへのシンプルなバックアップ機能も搭載している。

レノボ・ジャパン データセンター・グループ事業本部 DCG製品本部 本部長の武田香代子氏はLenovo Converged HXシリーズについて「大手の通信、金融だけでなく、インフラをオンプレミスで保有した場合、コストを削減したいと考える中小企業においてもニーズがある。そのため、大手だけでなく、中小企業もターゲットとして考えており、今後はSMB向けのHX2000、HX1000シリーズの開発を計画し、順次投入していく方針」と述べた。

○StorSelectプログラムを開始し、「DX8200N」と「DX8200C」を発表

レノボでは、従来からISVパートナー各社との協業強化に取り組んでおり、SDS製品を提供するStorSelectプログラムを開始。ミッドレンジ・ストレージを発表した。StorSelectプログラムはISVパートナー各社のSDSソフトウェアをレノボのハードウェアに組み込んだレノボのファクトリー・インテグレーション・ストレージ製品を検証済み製品とするためのプログラムだ。工場で組み込んだうえで出荷することで、ストレージのデプロイを容易に行うことができ、SDS環境を構築可能だという。

ネクセンタ・システムズのSDSソフトウェアを組み込んだ「Lenovo Storage DX8200N」はファイルおよびブロックのユニファイド・ストレージで、スケールアップ時のデプロイにおいてオールフラッシュ、ハイブリッド構成に対応する高いパフォーマンスと拡張性を兼ね備えたSDS。一方、クラウディアンのSDSソフトウェアを組み込んだ「Lenovo Storage DX8200C」はオブジェクトとハイブリッド・クラウドに対応したストレージ製品で、大型のスケールアウトにおけるデプロイや高速で増え続けるストレージの設定などに適している。

○次世代SANストレージ「Lenovo Storage V3700 V2」「Lenovo Storage V5030」

次世代SANストレージLenovo Storage V シリーズの新製品の「Lenovo Storage V3700 V2」および「Lenovo Storage V5030」は、最大32GB(V3700 V2)および64GB(V5030)のキャッシュを搭載できる。また、V5030ではデータ圧縮機能によりSSDを活用でき、ストレージ性能とコストを同時に最適化することが可能だという。従来のエントリークラスのSANストレージに、ミッドレンジのSDSストレージをラインアップに追加することで、導入環境に合わせた柔軟なソリューションの提供ができるとしている。

○ミッションクリティカル向けサーバ「System x3850 X6」と「System x3950 X6」

Lenovo System x X6シリーズとして「System x3850 X6」「System x3950 X6」はビッグデータ分析やミッションクリティカル用途などに適しているほか、最大8CPUまで搭載可能なスケールアップ対応のLenovo x86サーバのフラグシップモデルのハイパフォーマンスラック型サーバとなる。

第6世代エンタープライズ X-アーキテクチャー(X6)に基づく両製品は、大規模アプリケーションを実行するIT基盤の複雑性とコストを低減でき、仮想化基盤や高速なアナリティクスのエンジンに適した高い可用性を持つ情報処理基盤として利用できるという。

X6プラットフォームはインテル Xeon E7-8800/4800 v4プロセッサ製品ファミリーを搭載し、ブック型モジュラーデザインによる拡張性により、次世代のプロセッサやメモリー・テクノロジーへのアップグレードを容易とする。大規模なデータベースや仮想化、ビッグデータ分析、ビジネス・アナリティクス、業務アプリケーション、クラウドアプリケーションなどミッションクリティカルなワークロードに適し、インメモリ・アプリケーションにも対応する。

○データセンター向けサーバ「ThinkServer sd350」

「ThinkServer sd350」は、インテル Xeon E5-2600 v4プロセッサー製品ファミリーを2基搭載したノードを2U当たり最大4台、ラック当たり84台収納できる高密度を実現。エンクロージャ当たり最大48TBのストレージ収納能力を確保した新しい高密度プラットフォームサーバ。

さらに、ラック当たり168プロセッサ、3360コア、42TBのメモリを設置することができ、Lenovo XClarityの監視による一括管理が可能で、汎用的な企業向けアプリケーションをはじめとしたハイパーコンバージドソリューションなどに適した導入しやすいサーバと位置づけている。

(岩井 健太)