中国人の爆買い対象は日本の製品に限られたことではないようだ。近年、中国人は「健康を買い」に日本を訪れているようだ。中国メディアの澎湃は、中国人の医療目的での訪日が増加している様子を紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人の爆買い対象は日本の製品に限られたことではないようだ。近年、中国人は「健康を買い」に日本を訪れているようだ。中国メディアの澎湃は、中国人の医療目的での訪日が増加している様子を紹介した。

 記事は冒頭、中国の富裕層が韓国へ「秘密の整形」目的で渡航し、日本へは「ガン検診」を目的に渡航していると紹介。さらに近年、中国人による医療目的での旅行が増えつつある現状を紹し、日本や韓国だけでなく、米国やインド、タイ、シンガポール、ブラジルやメキシコなど、世界各地を訪れていることを伝えた。その目的も、内臓移植やガン治療だけではなく、整形や減量などさまざまだ。

 医療目的の旅行は費用も高額になる。例えばある中国人は、東京での2日間の総合ガン検診に総額4000元(61万円)以上も支払ったと紹介している。この価格には口頭での通訳や書類の翻訳費用も含まれているが、飛行機代やホテル代などの経費も別途必要になることを考えれば、高価な旅行といえるだろう。

 なぜ中国の富裕層は高額の費用を払ってでも海外へ医療旅行に出かけるのだろうか。記事が指摘したのは「医療環境の差」だ。中国の医療技術、薬の質、サービス態度など、中国国内の医療機関と海外の医療機関との間には「大きな差」が存在すると指摘している。中国の富裕層は、お金を出しても中国国内では手に入らないものを海外で爆買いするのだ。

 中国の医療レベルを向上させるのはそう簡単なことではない。設備や医師の能力だけではなく、モラルやサービス精神の向上などが見られない限り、中国人の日本への医療観光は増え続けるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)