「EU離脱」だけじゃない…!まだある日本を追い込む世界的リスク

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ジョージ王子とシャーロット王女の可愛らしさに、王室フィーバーに沸いていたイギリス。

しかし、その陰で国の未来を左右しかねないほどの大きな動きがありました。それが、EU離脱を願う声の高まり、さらにそこから発展した離脱の是非を問う国民投票の実施。

残留が予想されていた投票は、まさかのEU離脱優勢で幕を閉じました。

じつは今年は、その他にも世界全体に影響を及ぼすであろう、大きなリスクが待っているのです。

日本への、そして私達の生活への影響は!? 経済キャスターを務める筆者が考えます。

■まさかのイギリスEU離脱に、世界は大混乱……原因は、“不安”

6月23日、世界の金融マーケットが大混乱に陥りました。イギリスのEU離脱が決定したからです。

その結果を受け翌日24日の東京市場は大荒れ。日経平均株価は1,300円近く(約8%)も下げ、年初来安値を更新。

外国為替市場では円が急伸し、一時100円割れ。東京時間だけで6円80銭ほども動く波乱の展開でした。

金融マーケットは市場心理が不安に陥ることを最も嫌います。この一件はまさに市場が嫌がる、“不安要因”。

しかし、今年はまだその“不安心理”をかき立てるような、世界的なビッグイベントが待っています。

■まだある、今年の大きなリスク……“トランプ大統領”が本当に誕生したら!?

11月に行われる、4年に1度のアメリカ大統領選挙。

トランプ氏vsクリントン氏という、なんともキャラの濃い両氏の対決となりましたが、とくにトランプ氏がこんなに躍進するなんて、選挙戦が始まったばかりの頃は予想している人は少なかったはず。

これも大きな、“不安要因”。なんといっても相手は、かの大国・アメリカですから、日本への影響も必至。

加えて“日本批判”“日本嫌い”ともとれる発言を名指しで繰り返す、その人物が大統領になるかもしれないのですから……ちょっと穏やかではありませんよね。

11月はまだ少し先ですが、選挙が近づくにつれ、様々な憶測が飛び交い、金融マーケットはその度に乱高下する可能性がある。

ヨーロッパの分裂問題に加え、アメリカでも大きな政治経済リスクが待ち構えているのです。

■私には関係ない? いえいえ、影響はすでに出始めています

では日本にいる私達は、どうしたらいいのか。

株や為替などの投資をやっている人でない限り、いくら金融市場が混乱しても実感がわかないかもしれません。

円高は悪い面だけではなく、輸入品が安くなる、海外旅行がお得になる、など、メリットもないわけではない。

ですが円高株安が企業収益を圧迫する、という基本的な構造がある限り、回り回って私達の生活に影響が出る可能性があることも事実です。

とくにイギリスのEU離脱問題では、イギリスに多く進出している企業が拠点を撤退するのでは、と言われています。すでに“企業収益圧迫”、という形から私達への影響が出始めている、ということ。

他国民である私達にはどうすることもできない部分が多いですが、ニュースを常にチェックし世界の状況を知っておくことは大事です。

以上、世界全体に影響必至の海外の政治経済リスクについてでしたが、いかがでしたか?

今年は申年。日本の相場格言には「申酉騒ぐ」というものがあります。申年は株価が乱高下しやすい、という意味合いなのですが……なんだか、当たっているような気もしますよね。

下半期はぜひ、“良い騒ぎ”を期待したいものです……。