戦争が「起きる地域」と「起きない地域」の違い

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1946年以降の世界の戦死者数の推移が一目でわかるインフォグラフィックを紹介。戦死者は全体的に減少しているが、平和が続いている地域とそうでない地域があることがわかる。

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2/21973〜2014年まで。75年にベトナム戦争が終結。79年に中越戦争。82年はイスラエルのレバノン侵攻。88年にはイラン・イラク戦争が終結。
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上の画像に並んだ色の玉は、1946年以降の戦争の歴史を物語っている。

玉は1年につき1個。玉の大きさが戦死者の数を表している。色は、紛争が起こった地域を示す(オレンジ色は中東、明るい赤は南北アメリカ、暗い赤はアフリカ。明るい緑色はアジア、暗い緑色はヨーロッパ)。国家間の紛争に焦点を当てているため、例えば94年のルワンダ大虐殺などは含まれていないが、全体的な傾向は明確だ。

「紛争による死者の数は、近年かなり減少しています。世界の人口増加を踏まえると、戦争で死ぬ相対的なリスクはさらに減少していることになります」と、このデータをウプサラ紛争データプロジェクト(UCDP)と共同でまとめたオスロ国際平和研究所(PRIO)のヘンリック・アーダル研究教授は語る。

「減少の主な理由は、かつては大きな紛争があった地域(とりわけ東アジアとラテンアメリカ)で、争いが大幅になくなっていることです」

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PRIOは、リサーチ、メディアでの記録、および史料を組み合わせてデータ収集を行った。ただし、たとえ最近の紛争であっても数字は決して厳密なものではない。例えば、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争の推定犠牲者数は当初、6〜36万人と幅があった(旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷は現在、死者数は軍人と民間人をあわせて約10万人としている)。「不確実な要素が大きい」とアーダル教授は話す。

全体的にいえば(世界の死者数は)減少傾向にあるとはいえ、平和が続いている地域と、そうでない地域があるのはなぜなのだろうか?

アーダル教授は、「単一の原因を断定することはできません」と断わったうえで、「各地域の人口の年齢構成に着目すると、平和が続く地域では『成熟』がより進んでいることがわかります」と言う。アラブ諸国に見られるように、若者が多い国により火が付きやすいということだ。「地域で起きることには、その地域の人口動態が影響するのです」