日本を訪れる中国人が増加の一途を辿っているとおり、中国ではまるで日本旅行がブームになっているかのようだ。もとから好感を抱きつつ訪日する中国人もいれば、あまり好感はないものの、興味があるとして日本を訪れる中国人もいる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人が増加の一途を辿っているとおり、中国ではまるで日本旅行がブームになっているかのようだ。もとから好感を抱きつつ訪日する中国人もいれば、あまり好感はないものの、興味があるとして日本を訪れる中国人もいる。

 中国メディアの微頭条はこのほど、2016年4月に日本を訪れたという中国人の手記を掲載し、「訪日するまでは日本という国に対してさほど好感を抱いてはいなかった」と伝えつつも、「日本旅行を通じて日本人がだんだんと好きになった」と、旅行をきっかけに対日感情が変化した様子を伝えている。

 記事によれば、同中国人は個人観光ビザで訪日したようで、ビザの取得方法から日本国内での移動の仕方などを紹介しているが、日本は鉄道が発達しすぎていて、東京などではもはや路線図が複雑すぎてよくわからなかったと主張。だが、分からなくなったら駅員に尋ねれば「身振り手振りで教えてくれる」ので心配無用だと紹介した。

 さらに、日本という「国」に対しては好感を抱けないとしながらも、訪日を通じて「日本人の真面目さ、きめ細やかさという美点を知った」と伝え、特に日本人が「謙虚」で「親切」で、「民度が非常に高い」ことには驚いたと伝えた。

 エレベーターでは、階数などを押すボタンの近くにいる人がエレベーター内の人のためにボタンを押し続けて、自分が最後に降りる様子を何度も目撃したと伝え、他人のために配慮ができる日本人の姿に驚いたようだ。また、地下鉄の構内で日本人に対して英語で道を尋ねたところ、相手の日本人は英語が分からなかったとしながらも、「非常に親切に対応してくれ、地下鉄のサービスカウンターまで連れて行ってくれた」と振り返りつつ、感謝の意を示している。

 この中国人は日本旅行を通じて、日本人がいかに親切だったかを身をもって体験したようだ。歴史問題などがあるためか、日本という国に対しては今なお複雑な感情を抱いているようだが、少なくとも日本人に対する印象は大きく変わったことが見て取れる。中国人旅行客が日本を訪れるということは、経済効果だけでなく、こうした対日感情の改善という効果も期待できるということだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)