22日、中国政府は医療費削減のため、過剰な処方や検査に目を向けている。資料写真。

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2016年6月22日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国政府は医療費削減のため、過剰な処方や検査に目を向けている。

中国では過去20年にわたって医療費が2ケタの高いペースで増えている。国家衛生計画生育委員会などによる報告書では「2017年までに年間増加ペースを10%以下に抑えるべき」とされ、公的医療機関では医師の処方や臨床検査に関する審査や管理が厳しくなるとみられている。

清華大学の専門家は、医療費の増加ペースが経済成長のペースを上回ると、将来的に大きな負担になり得ると指摘。1991−2013年、中国人の平均医療費の増加ペースは年17.49%で、GDP成長率の1.16倍までに抑える必要があるとし、中国のGDPは今後7%を上回らない見込みであることから、医療費の増加ペースは10%以下ということになると話している。

中国では、基礎的医療保険の制度が拡大したことで、個人の医療負担は徐々に減りつつあるが、その一方で医療費の社会的負担は増加の一途をたどっている。(翻訳・編集/岡田)