日本は中国に比べて姓の種類が多いだけでなく、姓が血縁関係を示すことも少ない。同じ姓だからといって、必ずしも親類であることを意味するものではない。一方の中国は姓の種類が日本より圧倒的に少なく、姓が同じであれば「500年前は家族だった可能性がある」と言える。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は中国に比べて姓の種類が多いだけでなく、姓が血縁関係を示すことも少ない。同じ姓だからといって、必ずしも親類であることを意味するものではない。一方の中国は姓の種類が日本より圧倒的に少なく、姓が同じであれば「500年前は家族だった可能性がある」と言える。

 中国メディアの東方頭条は23日、日本と中国における名前文化の相違について説明する記事を掲載した。

 記事は、中国や韓国ではほとんどの姓が漢字1文字だが、日本の姓は漢字2文字が多いと指摘。日本の姓はよく地名から取られているうえに、日本の地名は2文字であることも多いため、日本人の多くの姓が漢字2文字となったと主張した。

 さらに、日本では親と同じ名前をつけることは一般的に存在しないケースだと紹介。確かに欧米では親と同じ名前を付けることは珍しいことではない。これは日本でかつて「姓」がなかったころの名残が今なお残っているためではないかと考察している。

 記事は中国に比べて日本には数多くの姓の種類があることに注目しているが、このことは日本と中国の社会生活における名前の使い方にも相違をもたらしている。日本では親しい間柄の場合ファーストネームで呼びあう人もいるが、一方でかなり長い付き合いでも相手を姓で呼ぶ人も多くいる。

 しかし中国の場合、ある程度親しくなったなら相手を姓で呼ぶことはせず、割と早くファーストネームで呼びあうようだ。なぜなら中国は日本に比べて姓の種類が少ないため他人が自分と同じ姓であるというケースが非常に多く、ファーストネームで呼び合うことにより初めて、自分や他人を個人として認め合うことができるという感覚が存在しているからだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)