便秘・下痢を解消すれば睡眠の質が良くなる!腸タイプ別のおすすめケア

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連載がスタートしまして「腸」と「睡眠」の記事も、今回で3回目となりました。
睡眠の質を良くする上で腸が大事であることは少し分かってきましたでしょうか? 腸と睡眠の関係については、以前のコラムも参考になさってください。
もちろん便秘を解消し、腸の状態を良くする上でも睡眠は非常に重要です。
睡眠不足になると、腸の動きが悪くなり、ガスがたまりやすくなります。サロンや協会のお客様でも、生活が不規則な方、夜勤のお仕事をされている方など睡眠リズムを一定に保ちにくい場合は、睡眠の悩みはもちろんお腹のハリや便秘で悩んでいる方が多いです。睡眠と便秘・腸の問題は切り離せない関係にあります。

 

自分の腸のタイプを知ることが便秘・下痢改善への近道!

 

もともと女性は便秘になりやすく、男性は下痢になりやすい特徴があります。
しかし、最近は働く女性が増えているせいか、女性でも下痢で悩む方も増え、逆に男性でも便秘で悩む方が増えているのです。
同じ性別でも症状に違いがみられている現代、自分の腸のタイプを知ることが便秘や下痢改善の近道になります。
お腹のタイプとは、簡単にいうと『体質』のようなものです。
今回は、自分の腸のタイプを知って、自分の体質を知っていただきたいと思います。
日本美腸協会でお伝えしているタイプは6種類。
むくみ腸、さがり腸、ひえ腸、つまり腸、ガス腸、ストレス腸です。
それぞれの特徴とケア方法をお伝えします。
タイプは1つだけの場合もありますが、便秘や下痢などお腹で悩んでいる方は複数タイプに当てはまる方が多いです。
複数に当てはまった場合の対処方法も最後にお伝えします。
まずは、自分はどのタイプかチェックしてみましょう!

 

6つの腸タイプをチェック!

 

【むくみ腸】
□ 下剤を飲んでいる。もしくは過去に下剤を飲んでいた
□ 水分を多くとるけど、むくみが気になる
□ 身体のむくみが気になる
□ 代謝が悪いと感じる
□ デスクワークや座っている姿勢が多い
□ 血色が悪い

 

【下がり腸】
□おへその下が出ている
□寝ても足のむくみがとれない
□上半身より下半身のむくみが気になる
□運動することが週一回以上ある
□生理不順や生理痛がある
□姿勢が悪い

 

【冷え腸】
□おへその周りあたりが冷えている
□腰やおしりの上が普段から冷たい
□コーヒーやお茶をのむことが多い
□冷たいものが好き
□薄着のことが多い
□お腹の筋肉が少ない

 

【つまり腸】
□トイレを我慢することが多い
□毎食、食物繊維のある食事を食べていない
□水分をあまりとらない
□以前は運動していたけれど、最近は運動していない
□食事が不規則である
□炭水化物をほとんどとらないようにしている

 

【ガス腸】
□お腹がはって苦しい時がある
□お菓子が好き
□外食が多い
□常にくちに何か入っていないと寂しいと感じる
□食べるときと食べないときの差が激しい
□お肉が好き

 

【ストレス腸】
□下痢と便秘を繰り返しやすい
□リラックス時間がなく、常に何かに追われている
□便の状態が日々、不安定
□ストレスを感じることが多い
□眠りが浅いと感じる
□人に気を使いすぎると感じている

 

3つ以上チェックがついた腸のタイプがあなたの腸タイプです。
該当する腸のタイプの改善策をチェックしてみてください。

 

質の良い睡眠への第一歩 腸タイプ別の対処法

 

【むくみ腸】
・骨盤を動かさずに、上半身だけ左右にひねります。左右それぞれに5秒間くらいかけてゆっくり行ってください。左右10回程度、朝に行ってください。
・食事は食物繊維の多い食事を意識してください。

 

【下がり腸】
・コップ一杯の水を朝飲んでください。夏は汗もかきやすいため、2杯でも大丈夫です。
・オリーブオイルなどの良質な油を朝摂ることもおすすめです。

 

【冷え腸】
・食事は温かい飲み物・食べ物から召し上がってください。
・なるべく冷たいものの摂取は控えましょう。

 

【つまり腸】
・間食を控え、食事と食事の間隔は最低3時間開けてください。
・1日で水分を約1.5リットルは摂りましょう。コーヒーや紅茶などのカフェインのものはなるべく控えてください。

 

【ガス腸】
・食べ物はよく噛んで食べましょう。糖質、脂質はなるべく避けてください。
・腸を動かすためにジャンプを1日1分程度行いましょう。

 

【ストレス腸】
・夜の睡眠前は入浴をして、リラックスする時間を持ちましょう。
・腹式呼吸をして、深い呼吸を意識しましょう。

 

以上がお腹のタイプ別の対処法です。
なお、複数のタイプに当てはまり、且つ「つまり腸」に当てはまった方は、「つまり腸」からの対処法をおすすめします。腸に便がつまって便秘になってしまっていると、他の腸のタイプを引き起こしやすくなるからです。
また、逆に言えば、「つまり腸」の改善で他の腸のタイプが改善されることもあります。
「つまり腸」に当てはまらなかった方は、チェックが多くついた腸のタイプのケアからされることをおすすめします。

 

「便秘」「下痢」など一口に言っても、その原因はさまざまでお腹のタイプも1人1人異なります。「また便秘だからとりあえずお腹の薬でなんとかしよう」ではなく、自分の腸のタイプに合ったケアが正しい第一歩になります。ぜひ、皆様、自分の腸のタイプを知って、腸のケア・良質な睡眠につなげてみてください。

 

一般社団法人 日本美腸協会 代表理事 小野 咲小児救急医療、便秘外来の看護師の経験から腸の大切さに気付き、オリジナル技術を開発。美腸サロン「GENIE」を開設し、その翌年、2013年に一般社団法人日本美腸協会を設立。 「美腸プランナー」という認定資格をつくり、オリジナルの美腸エイジング技術を世の中に広げる活動を続ける中で、約4000人以上のお腹に悩みをもつ女性に関わる。現在は、自己免疫力アップの可能性にも着目しつつ、美腸に関わる方の可能性を広げ、腸から健康で幸せになる人をさらに増やすべく、活動の幅を広げている。最近では、テレビ「バイキング」や雑誌「an・an」などで監修多数。
一般社団法人美腸協会:http://www.bicho-kyoukai.jp/
【執筆記事】
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photo:Thinkstock / Getty Images