網の目のような路線網が発達しているゆえ、大小さまざまなトラブルがしばしば発生する日本の鉄道。しかし、駅員や車掌に対する市民の印象は悪いものではなく、むしろ良好だ。少なくとも、中国の人にはそのように見えるようである。(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)

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 網の目のような路線網が発達しているゆえ、大小さまざまなトラブルがしばしば発生する日本の鉄道。しかし、駅員や車掌に対する市民の印象は悪いものではなく、むしろ良好だ。少なくとも、中国の人にはそのように見えるようである。

 中国メディア・駆動之家は20日「どうして日本人は車掌に対してこれほどまで高い満足度を持っているのか」とする記事を掲載した。記事は昨年6月に走行中の東海道新幹線の車内にて乗客が焼身自殺を図る事件が発生した際、日本国内メディアは「安全神話の崩壊」とはやし立てたのに対してネット上では車掌など関係者の対応を賞賛する声の一辺倒であったと紹介した。

 そのうえで、日本の駅員や車掌は、事故や遅延が発生した際の乗客への対応の良さ、困ったことが起きた時に「呼べば問題解決に尽力してくれる」ことから、非常に高い満足度を得ているとした。さらに、具体的な事例として「財布を忘れた時、交通カードの残額不足で困っていたら駅員が60円貸してくれた」、「人身事故の影響で混乱する中、ホームの下に傘を落としてしまったが、駅員が拾い上げてくれた」、「駅員がイケメンだった」、「切符の一部を鹿に食べられてしまったが、有効であることを証明する書類を書いてくれた」といったエピソードを挙げて説明した。

 日本の鉄道の魅力は、新幹線をはじめとする列車や個性豊かな駅舎といったハード面に加えて、スタッフのサービスなどに代表されるソフト面の両方にある。一方中国の現状は、ハード面での充実に偏っており、ソフト面の充実が後回しになっている感がある。中国国内において地下鉄や高速鉄道がより市民に身近な存在になるためには、サービス精神の強化が欠かせない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)coward_lion/123RF)