中国メディアの聚行業は20日、中国高速鉄道と新幹線を様々な点で比較する記事を掲載し、中国高速鉄道に必要な改善点として「より顧客本位のサービスを提供するにはどうしたら良いか」という点を考えるべきだと提言している。(イメージ写真提供:(C)hulv850627/123RF.COM)

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 中国メディアの聚行業は20日、中国高速鉄道と新幹線を様々な点で比較する記事を掲載し、中国高速鉄道に必要な改善点として「より顧客本位のサービスを提供するにはどうしたら良いか」という点を考えるべきだと提言している。

 記事は中国高速鉄道はすべて指定席であるため、もし乗り遅れても次の車両の切符と交換することができないと説明。乗客たちは乗り遅れないように早めに駅に行くため、「待ち時間が多くなる」と指摘。しかし新幹線は自由席があるため乗り遅れても次の車両に乗ることができるうえに、発車時間が非常に正確であるため、乗客は「電車の待ち時間を大きく減らすことができる」と指摘した。

 また中国高速鉄道の場合、「安全を軽視する意識」が存在すると説明。これはかつての衝突事故の原因であるだけではなく、人命を軽くみる態度は「中国社会全体が反省すべき道徳問題である」という見方を示した。一方、新幹線は開業以来、乗客の死亡事故がゼロであり、「世界でもっとも安全な高速鉄道」であると称賛した。

 また記事は中国高速鉄道の駅弁と日本の駅弁を写真を掲載して比較しているが、日本の駅弁のレベルの高さは一目瞭然、中国の駅弁は比較対象にすらならないことを紹介。さらに中国高速鉄道は全車両禁煙だが新幹線には喫煙ルームが存在すること、また新幹線には「多目的室」があるが中国高速鉄道にこれに類する設備はないと指摘した。

 記事は結論として、中国高速鉄道は建設コストをさらに安く、速度をさらに上げるといった努力に加えて「より顧客本位のサービスを提供するにはどうしたら良いか」という点を考えるべきだと提言した。記事は人命軽視の態度が中国社会全体に見られると指摘している。食の安全問題などにもこうした態度が反映されていると言えるが、人命を尊重するという基本的なことができないなら、「顧客本位のサービスを提供する」という考え方を身に着けるのはかなり難しいと言わざるをえない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)hulv850627/123RF.COM)