25日、中国の新型ロケット「長征7号」が海南省文昌市の衛星発射センターから発射された。なぜ海南省に衛星発射センターが設けられたのか、関係者がその真相を語った。写真は文昌衛星発射センター。

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2016年6月25日、新華社によると、中国の新型ロケット「長征7号」が海南省文昌市の衛星発射センターから発射された。四川省にある西昌衛星発射センターの易自謙(イー・ズーチエン)副主任は発射に先立ち、衛星発射センターが海南省文昌市に設けられた理由について真相を語っている。

易副主任によると、西昌、太原(山西省)、酒泉(甘粛省)に続く4番目の衛星発射センターを海南省文昌市に設けることには、3つの利点があるのだという。

その3点とは、海南省は北緯19度と中国国内で最も赤道に近く、地球の自転による遠心力が大きいことから他の衛星発射センターよりも効率的に打ち上げられ、積載重量も大きくできること、海に面する立地であり輸送の利便性が高く、3.5メートルを超える大型ロケットの輸送が容易であること、発射可能な方向が広くとれ、ブースターや残骸の落下による被害が生じにくく安全性が高いことだという。

文昌衛星発射センターは、将来的に無公害・無汚染の打ち上げロケットの運用が想定されており、静止軌道衛星や極軌道衛星、大型宇宙ステーション、宇宙探査機などのさまざまな宇宙開発プロジェクトを担うことが計画されている。(翻訳・編集/岡田)