中国メディアの北京時間は20日、中国はいつ科学技術の分野で世界の中心的な存在になれるだろうかと疑問を投げかけ、中国の科学技術の向上に強い意欲を示した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの北京時間は20日、中国はいつ科学技術の分野で世界の中心的な存在になれるだろうかと疑問を投げかけ、中国の科学技術の向上に強い意欲を示した。

 ある国が科学技術の分野で世界の中心的な存在であるかどうかは、何によって見分けられるだろうか。見分け方の1つは、科学技術論文に使われる言語だと記事は指摘、「科学技術の研究開発に携わる中国人は、認められて名をあげるために英文誌に論文を掲載することを第一に選択する」と説明した。

 これには「理工科学のトップレベルの学術誌のほとんどは欧米に存在しているうえに、国際的に権威と認められている」という背景があるためと指摘。つまり「中国はいつ科学技術の分野で世界の中心的な存在になれるだろうか」という問いに対する記事の答えの1つは、「世界の科学者たちが中国語で論文を提出するようになったとき」に、それと見分けがつくというものだ。
 
 記事は6月初めに英国誌「ネイチャー」が、中国の科学研究論文の発表数は米国に次いで2位であるというデータを公表したと説明。しかし中国が科学技術の分野で世界の中心的な存在になるには、世界のGDPに占める中国GDPの比率、また中国GDPに占める研究開発費の比率を共に向上させる必要があるという見方を示した。

 記事が掲げた「中国はいつ科学技術の分野で世界の中心的な存在になれるだろうか」というテーマは、単に論文の数やノーベル賞受賞者の数を世界トップレベルにするということを目標にしているわけではない。過去に英国で起きた産業革命のような、世界全体を牽引するほどの科学技術力を有することを目指していると言えよう。

 記事が発表論文の数だけでなくGDPの向上も必要だと言っているのはこうした理由によるが、しかし発表論文の数が多いということは、研究開発の重要性を認識し、研究開発の熱意が中国に存在していることを証明している。これだけの熱意がある以上、中国政府が巧みに指導するなら、世界を牽引するほどの科学技術革命が中国で生じる可能性もあり得ない話ではなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)