ラオスの「フー」どちらかというとベトナムに近い  著者撮影

ラオスにも多くの種類の麺がある。お隣タイと似たようなものかと思いきや。なんとラオスにはクイッティアオが無いのだ。

 
タイの国民食「クイッティアオ」は、隣国ベトナムの影響なのだろうか、ラオスでは「フー」と呼ばれている。ほぼ、ベトナムのフォーと一緒だ。タイのように、極細(センミー)、細めん(センレック)、太麺(センヤイ)というものが存在しない。太さはタイでいうところのセンレック、もしくは若干太めという印象だ。具は、つみれ、血を固めた豆腐のようなもの、牛すじ肉がスタンダード。スープの味はお店によって違う。

nod_002カオ・ピアック・センも国民食といえる  著者撮影

フーと同様に国民食に近いのが「カオ・ピアック・セン」だ。こちらも米粉ベースの中太麺で、フーが乾麺なのに対しカオ・ピアック・センは生麺でモチモチとした食感が特徴だ日本でいうと細めの平打ちうどんという感じだ。お店によっては、細、中、太麺と種類を選べるところもある。タイのクワイ・チャップ・ユアンに近い。フーもカオ・ピアック・センも注文すると、もやし、ハーブ、ライムといった付け合わせの野菜が一緒に運ばれてくる。もしくは初めからテーブルに置いてある。これらは無料で好みに応じてトッピングして食べよう。

nod_003ラオスのカオ・ソーイは発酵味噌がトッピング  著者撮影

タイ北部の郷土麺と知られている「カオ・ソーイ」はラオスにもある。ラオス全域で食べられるが、基本的にはラオス北部の麺料理だ。ルーツはミャンマーからラオス北部に伝わりタイに広まったといわれている。タイとの違いは、タイのカオ・ソーイはココナッツとカレー風味のスープに玉子麺だが、ラオスのカオ・ソーイは透明なスープに平打ちの中太麺(米粉麺)にトゥアナオと呼ばれる大豆から作られる発酵食品と豚挽肉、唐辛子、ニンニク、トマト、エシャロットを混ぜ合わせて炒めたものをトッピングする。

nod_004カオ・プン・ナーム・パクセー  著者撮影

「カオ・プン」は、タイでいう「カノム・チーン」で、スープは透明なものやココナッツ風味のものがある。麺は日本でいうそうめんのような感じ。その他、玉子麺やインスタント麺を使った麺料理もある。タイでは、インスタント麺を総称して「マーマー」と呼ぶ。マーマーは商品の名前。ラオスでは何故か「ワイワイ」と呼ぶのだが、こちらもタイ製の商品名だ。

nod_005ビエンチャンで見かけたワンタン麺 著者撮影

 
(text & photo : 中島貴義)

 

熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」
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