近ごろ、中国で日本のランドセルが注目されているという。空港の免税店などで土産用として買い求める中国人も多く、わが子のためなら3000元(約4万8000円)でも惜しまないという保護者もいるようだ。中国煤炭新聞網はこのほど、「日本のランドセルから中国人の欠点が分かる」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 近ごろ、中国で日本のランドセルが注目されているという。空港の免税店などで土産用として買い求める中国人も多く、わが子のためなら3000元(約4万8000円)でも惜しまないという保護者もいるようだ。中国煤炭新聞網はこのほど、「日本のランドセルから中国人の欠点が分かる」と論じた。

 記事は、ランドセルが中国で人気が出てきている理由について、「こだわりと耐久性があり、実用的な機能も満載」と紹介。中国では、ランドセルが子どもの安全に役立つと注目されており、急な転倒、バイクや車との接触、地震、落水といったアクシデントの際にクッションや浮き具の役目を果たしてくれると評価されていると伝えた。ちなみに、日本のランドセルの各メーカーは特に車との接触、地震、落水などから体を守る機能がランドセルにあるとは謳っておらず、こうした評価は中国で独自に広まったものだ。

 一方、中国の小学生が使うカバンはどれも似たようなもので、「中に何かを入れるという以外の性能がない」と厳しく指摘。その理由は、中国人の発想が乏しいからだという。実際、ランドセルは先端科学技術を駆使したわけでもなく、一見しただけでは「簡単に模倣できそう」に見える。中国は技術の高さを自負しており、これまでランドセルのようなカバンがなかったのは、記事によれば「作れなかったのではなく作ろうという発想がなかった」からなのだという。

 それで記事は、すぐに他人の真似をするため保守的で受け身、伝統や言い伝えをうのみにし、杓子定規で、革新性に欠けている、と中国人の欠点を分析、それが発想力の乏しさにつながっていると論じた。

 記事は日本の柔軟な発想を評価し、国土面積も人口も資源も遠く中国に及ばない日本が、戦後同じスタートラインから中国を引き離して世界の経済大国になったのも当然だと指摘した。また、近年話題になっている日本製品の爆買いに関しても、日本製品が「かわいいから」、つまり品質プラスアルファの付加価値があるからで、中国人も日本人のような柔軟な発想を持つべきだと訴えた。

 ランドセルは年々進歩しており、性能は高まるばかりだ。この日本独特の文化ともいえるランドセルは、職人による手作りの製品であり、職人としての技術がないと、いくら発想を柔軟にしても日本のようなランドセルは作れないかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)