日本の文化や生活習慣を代表するグッズと言えば、畳。新しい畳が放つ青々とした香りには、すっかり生活が西洋化した現代の日本人であっても「ああ、日本っていいな」と感じるものである。中国メディア・中化新網は21日、日本人の生活と畳の関係について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の文化や生活習慣を代表するグッズと言えば、畳。新しい畳が放つ青々とした香りには、すっかり生活が西洋化した現代の日本人であっても「ああ、日本っていいな」と感じるものである。中国メディア・中化新網は21日、日本人の生活と畳の関係について紹介する記事を掲載した。

 記事は、今や「日本の住宅文化の核」となっている畳が中国起源の物であり、日本に伝わって以降は徐々に「和室」の床の材料として用いられるようになり、睡眠をとる場所すなわち日本人の「ベッド」のような存在になったと紹介した。西洋文化を多分に吸収した日本の現代建築においても、なおも畳は人びとから愛されており、日本の住宅では洋間と和室が混在するケースが多いとしている。

 和室は、夜に睡眠をとるだけでなく、ちゃぶ台を置いて食事をとったり、来客があればそこで歓談したりとさまざまな用途に用いられると説明。その背景には、日本人が「生活の痕跡を消し去ることを好む」といいう習性があるとし、布団や座布団、椅子をその都度簡単に片づけることができ、清らかで静かな感覚を与えることができるため、重宝されてきたと論じた。

 記事はまた、畳が生活に欠かせない物であると同時に工芸品としても愛されており、国内にある畳の博物館では畳の材料を用いて作った机やいす、茶器、屏風、掛け軸などが陳列されていると紹介。その種類の豊富さや、洗練された技術には「ため息が出る」とした。

 現代では、洋室ばかりの部屋の家も少なくない。それでも、畳の心地よさが恋しくなり、フローリングに手軽におけるマット状の畳を購入する人もいる。やはり「畳の上の空間」は日本人にとって、特別なものなのである。畳の上で大の字に寝転がってウトウト……たまにはそんな暇つぶしもいいものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)