宮城県は2016年6月23日、県内の男性1人が自宅の庭に生えていた有毒植物のイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べ、食中毒で死亡したと発表した。毒草の誤食が相次いでいることから、改めて注意を喚起している。

発表によると、男性は2016年5月14日夕に庭のイヌサフランを取って食べ、翌日早朝から嘔吐(おうと)の症状が出た。同日、医療機関に搬送され、入院して治療を受けていたが、6月17日に多臓器不全で死亡した。保健所の調査の結果、イヌサフランによる食中毒と断定された。

県内では16年に入り、14件の食中毒が発生、109人の患者が出ていたが、死亡者はいなかった。県は、(1)食用の植物と確実に判断できない植物は絶対に採らない、食べない、人にあげない(2)山菜と有毒植物が混じっていることもあるので、よく確認して採り、調理前にも再度確認する(3)野草を食べて体調が悪くなったら、すぐに医師の診察を受ける――と呼びかけている。