IoT対応補聴器Oticon Opn発表。IFTTT連携で音によるスマートホーム機器からの通知受信が可能に

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補聴器メーカーのOticonが、IoT機能を備える補聴器「Opn」を発表しました。スマートフォンやインターネット上の各種サービスを連携し動作させるサービス IFTTT と連携可能で、たとえばドアホンや煙探知機、赤ちゃんモニターのようなスマートホームデバイスからの通知を、補聴器を通じてアラーム音などで受け取ることができます。今回は発表とはいえど、OticonはまだOpnの細かい仕様や発売時期、価格を明らかにはしていません。ただ、Opnには3つの"世界初"の機能を備えるとアピールしています。

まず1つめは TwinLink と称する機能。これは両耳にシステムを装着することで周囲の音をバイノーラル処理するもの。スマートフォンとのBluetooth接続機能は片方のみが担当し、バイノーラルに必要な信号処理はもう片方といったように、2つのシステムが効率良く役割分担する仕掛けです。左右のシステム間はNear-field magnetic communication (NFMI) と称する技術で相互に通信します。この機能は専用のスマートフォンアプリで設定が可能です。

 

 

2つめは、Veloxプラットフォーム技術。1秒間に100回のサイクルで音空間を認識して環境ノイズを除去、単独の相手だけでなく、複数人数との会話でも声を聞き取りやすくします。

そして3つめが、冒頭でも紹介したIFTTT連携機能です。IFTTTは"レシピ"と呼ばれる手順を設定することで、対応するアプリやインターネット上のサービスを、ピタゴラ装置的に連結して実行できるのが特徴。Oticonは主にスマートホームデバイスからの通知を受け取れると説明しているものの、IFTTTにある多彩なレシピやbttnのようなIoTデバイスを使えば、意外な機能を実現できるかもしれません。

難聴を持つ人にとって補聴器は、会話をより聞こえやすく増強し、コミュニケーション上の重要な役割を果たします。その一方で、ブザーのようなけたたましい音は自動的に音を小さくする機能を備えているものもあります。IFTTT連携機能は生活する上で、もしくは火災のような非常時にも確実に通知を受け取れる新たな便利機能と言えそうです。

ただ、Opnの便利さを享受するには他の機器が必要なのも確か。性能を活かすためには、先に自宅のIoT化、スマートホーム化をしておく必要がありそうです。