台湾の窯元、薪窯の最高温度1563度でギネス認定

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(苗栗 24日 中央社)台湾の歴史建築文化資産に登録されている北部・苗栗県の伝統的な窯「竹南蛇窯」の窯主、林瑞華さんが今月中旬、「薪窯の最高温度」のギネス世界記録に挑戦し、1563度でギネスに認定された。

林さんは15日から挑戦を開始。窯が完全に空の状態で150個の生素地を0.6立方メートルの窯の中に入れ、温度測定器を設置した。16日から火入れを開始し、17日午後5時頃に内部の温度は1000度まで上昇。立会人が見守る中、18日午前10時頃に予想の時間よりも早く公式挑戦基準の1500度に到達し、19日、1563度を記録した。

ギネス公式認定員は同日、挑戦成功と判定。その場で林さんに証書を授与した。徐耀昌・苗栗県長や翁金珠・元行政院文化建設委員会主任委員、許耿修・台湾工芸研究発展センター主任も立ち会った。

林さんが世界記録に挑戦したのは、木材を燃料とした焼成は正確に作業しさえすればエコかつ省エネであり、煙害も少なく、釉薬を使わずとも変化に富んだ質感を生み出せるということを証明するため。

証書を手にした林さんは、20年以上の経験と4年余りの準備の末、やっとこの日を迎えられたと感動の表情を見せた。薪の火を使用した陶器製造の歴史において、1300度以上に達するまでには1万年以上を費やしたことに触れ、今回、自身が設計した「方華窯」と命名した窯などによって1500度を超えられた経験は、陶磁器に対する全世界の考え方を覆すだろうと話した。

(管瑞平/編集:名切千絵)