韓国は輸出に依存する経済構造であり、外需を取り込むことで経済を発展させてきた。近年は対中輸出を強化し、中国の経済成長の恩恵を十分に受けてきた韓国だが、その外需依存による弊害が顕在化しつつあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 韓国は輸出に依存する経済構造であり、外需を取り込むことで経済を発展させてきた。近年は対中輸出を強化し、中国の経済成長の恩恵を十分に受けてきた韓国だが、その外需依存による弊害が顕在化しつつあるようだ。

 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版はこのほど、韓国の財閥30グループの2015年における国外での売上高が大きく落ち込んだことが分かったと伝え、「輸出が中心の韓国経済に赤信号が灯っている」と報じた。

 記事は、韓国の経済メディアが22日に発表したデータを引用し、韓国の財閥30グループの1022社もの子会社の15年における国外での売上高が前年比6.3%減となったと紹介。さらに韓国国内における売上高も同5.2%減となったことを指摘した。

 続けて、財閥系企業の国外での売上高が減少した背景には「ITやエネルギー、造船など、韓国の主力産業の業績が芳しくないため」と伝えた。さらに一部の企業は国内の低迷する内需を補うために国外事業に注力していたとする一方、国際原油価格の下落や中国経済の成長鈍化によって「国外事業強化の戦略は成功を収めることができていない」と論じた。

 韓国のGDPに占める財閥系企業の割合は日本よりも高く、財閥依存とも言える形だが、その財閥系企業も国内外で苦戦を強いられていることが明らかとなった。世界経済の回復が遅れるなか、輸出偏重の韓国経済に赤信号が灯っている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)