ネガティブ思考がまるで悪いことのように言われている昨今ですが、果たして本当にそうでしょうか? じつはネガティブ思考だからこそ、救われていることもたくさんあります。
今回は、ネガティブ思考でもオッケーな理由について触れていきます。

ネガティブ思考だからこそ、乗りこえられることもある

最悪な事態を想定してから行動を起こしている人間は、いったいどのくらいいるのでしょうか? 新しいものごとをはじめるときなどは、未来に多大な期待を寄せがちなのが人間です。しかし、そうそう簡単には思い通りにことが運ばないのが世の常。そうなると、多大な期待を寄せていた人は、あっという間に失望してそのものごとから手を引いてしまいます。
ですが、最悪な事態を想定してから新しいことに挑戦している人は、たとえなにが起こっても、簡単に失望することはないでしょう。なぜなら、最初から最悪な事態を想定しているから。
つまり、ネガティブ思考でいると、意外と最低最悪な事態におちいっても“想定内”と割りきることができるのです。それはネガティブ思考の最大のいい点だと言えますよ。

小さな幸せに満足できる

自分の不幸と幸せを決めているのは誰でしょうか? それは他人ではなく自分自身です。ネガティブ思考だととても生きづらそうに思えますが、そうでもありません。常にネガティブな思考にとらわれているのはさすがにツラいかもしれませんが、ものごとのネガティブな面を直視するクセを身につけていけば、小さなことにも幸せを見いだせるようになるものです。
たとえば、ネガティブな方向にものごとが転ばなかったとき「そうならなくてよかった」と、安心感とともにプチハッピーな気分に浸れるメリットがあります。
過度なポジティブ思考ならどうでしょうか? たとえものごとがうまくいったとしても、それを当然のものとしてとらえ「もっと幸せになりたい!」と、とどまることのない欲望に支配されてしまうこともあるでしょう。その状態が幸せだと言えるでしょうか? 答えはノーでしょう。

ネガティブ思考だと失うことを恐れなくなる

ネガティブ思考そのものは、悪いものではありません。いけないのは、ネガティブ思考にとらわれて思考停止してしまうことなのです。
ものごとのネガティブな側面を直視できる人は、人やものごとに過度な期待をしなくなります。ですから、誰かに裏切られたり失恋したとしても「仕方ない、まあそういうこともあるよね」と比較的早い段階で思えるようになります。
ネガティブ思考ゆえに、引きずらなくなるのです。そして、ネガティブな側面を直視し続けた結果、諸行無常という考えにいきつき、ものごとを失うことへの恐れが軽減されていきます。

「過剰なポジティブ思考がすばらしい!」という考えに正直疲れた、理解できない、と思っているようなら、ものごとのネガティブな側面をしっかり直視する、ネガティブ思考を持ってみることをおすすめします。それによって、これまでよりも生きやすくなる可能性がありますよ。