21日、RFI中国語版サイトは記事「方濱興氏が認める、“無能”技術のためにサイバー万里の長城が存在している」を掲載した。精度の高い検閲が実行できないため、不便が多いと嘆いている。

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2016年6月21日、RFI中国語版サイトは記事「方濱興氏が認める、“無能”技術のためにサイバー万里の長城が存在している」を掲載した。

中国のネット検閲システム、通称「サイバー万里の長城」の開発者として知られる方濱興(ファン・ビンシン)中国郵電大学学長は先日、中国国家スーパーコンピューターセンターで講演した。非公開の講演だが、録音音声が流出し、意外な発言が明らかとなった。

方学長は現在のネット検閲技術は“無能”だと指摘。「(現在のネット検閲を爆弾に例えると)本来は悪人一人だけを殺害するべきなのに、ビル1棟をすべて破壊するようなもの」だと話している。問題情報だけをピンポイントで排除するシステム作りができていないと嘆いた。

方学長は今年4月の講演の際、スライドでウェブページを表示しようとしたところ、自らが開発した「サイバー万里の長城」によって閲覧できないという一幕があった。講演会場は爆笑の渦に包まれたという。なお、今回の講演では事前にウェブページをダウンロードしてあったため問題は起きなかったという。(翻訳・編集/増田聡太郎)