台湾鉄道  レール温度監視システム、設置わずか6地点

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(台北 23日 中央社)花蓮県内を走る台湾鉄路管理局(台鉄)台東線で22日起きた脱線事故。一部では高温によるレールのゆがみが原因とする見方が広がる中、同局の路線には温度を計測・監視するシステムが十分に設置されていなかったことが分かった。

台中工務段の張欽亮段長によると、システムは日本の取り組みを参考に約3年前から設置。今月末までに18地点で運用を開始するとしているが、現在稼動しているのは台中地区と嘉義地区の6地点のみ。

レールは50度に達すると、変形する恐れがある。これまで冷却のために散水が必要となる60度以上になったのはわずか3回だが、猛暑が続く今年は5月以降、50度を超える頻度が例年より高くなったという。

ただ、このシステムには異常を感知した際の警報装置は取り付けられていない。監視の係員が24時間目を光らせているものの、今後は改良を加え、異常発生時に即座に対応に当たれる体制を整えたいとしている。

一方、事故が起きた現場では夜通しで復旧作業が行われ、23日午前11時に運転を再開した。台鉄は詳しい原因について現在も調査中だとしている。

(管瑞平/編集:齊藤啓介)